「本土の人にもっと見てほしい」米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー chibirockさんの映画レビュー(感想・評価)
本土の人にもっと見てほしい
本土から那覇に引っ越してやっと、沖縄にくすぶり続ける
問題のややこしさに気づき、勉強の一環のつもりで
観てみたけれども……アメリカ軍の横暴さもさることながら、
中央政府があからさまに沖縄を捨て石とする態度。
これが今現在も変わっていないということに、腹が立って仕方がない。
マトモに人間として扱われず、不条理な仕打ちに耐えざるを得なかった
人々にとって、誠実で、ブレがなく、そんな大きな相手にも屈しない
「不屈」なカメジローは神のような存在だった。
しかしカメジローは、彼を支える、共に生きる市民たちのことを
「不屈」だと言った。
カメジローは凄い人だけど、支える市民がいたから、彼も命をかけて
巨大な力に対抗することができた。
人間は一人じゃ生きられない、それでもたった一人のちからで
世の中を変えることもできる。
大勢の力、一人の力、いずれにせよ人間は、他の人間ありきで
生きていくものなのだなあ。
所詮自分は本土育ち、沖縄人が受けてきた仕打ち、くすぶり続ける
想いを理解することはできないけれど、少なくともこの地に
住まわせてもらっている以上、無関心ではいられない。
自分なりに歴史や現状を学んで、少しでもこの土地を良くすることに
加担できればと、思います。
県外の人にこそ、見てもらいたい、沖縄の現状と、人間のパワー。
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