「リベンジ映画としてはユニークなプロット」ソード・オブ・アサシン odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
リベンジ映画としてはユニークなプロット
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背景はベトナム王朝の内紛劇、主人公の祖父グエン・チャイは明(中国)から独立を果たした祖国の英雄なのだがベトナムの歴史に疎いので映画の信憑性は分からない。
非道な皇太后の陰謀で皇帝殺しの冤罪を着せられグエン一族皆殺し、唯一の生き残り、孫のグエン・ヴーが長じて一族の汚名返上、復讐の旅に向かう、同様に家族を殺されたスアン姉妹と出会い、ともに復讐を誓います。
ただ、終盤になって復讐劇は方向転換、皇太后の改心を促すという奇妙な顛末、これは実際のグエン・チャイの「復讐したいのは世の常であるが、人殺しはよくない」との教えに則したのでしょう、リベンジ映画としてはユニークなプロットですね。
まあ、見どころはワイヤー・アクションによる宙を舞う武闘シーンなのでしょうが、邦画の忍者ものなど似たような映画は多く既視感があるのでさほど凄いとまでは思えませんでした。ベトナム映画なのですが斬首シーンや村人皆殺しなどは日本の戦国時代をも彷彿とされ血生臭い暗黒歴史は似たようなものだったのだと胸が詰まりました・・。
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