「天使奈菜ちゃんいいね!~いい雰囲気がいいね!~」坂道のアポロン PAPASさんの映画レビュー(感想・評価)
天使奈菜ちゃんいいね!~いい雰囲気がいいね!~
「坂道のアポロン」77点。
いろいろな意味で「佐世保」でないといけませんね。
何よりも「米軍基地」があり…。
高校生も、周りの人たちも「田舎らしくて」…。
時代(舞台は66年)もいいですね。
今までの数多過ぎた「JK純愛ラブストーリー」では、
1番「いいね!」です。1番「落ち着いた」「いい雰囲気」だから。
美男美女のキャストたちは、みんな「いい雰囲気(色恋や悪ガキなども含めて)」を持っています。
さらに「いい雰囲気」は、
「クラシック」でもなく「ロック」でもなく「エレキギター」でもなく、「JAZZ」が醸し出しています。
「JAZZ」が、
「青春」「友情」「恋・初恋・キッス」「(自分が最も輝いていた?)高校時代」「(ワケのわからない)ケンカ」「(ハイテンションな)文化祭」「(何もないただの)海水浴」から、
「(都会からのシャレた)転校生」「(イヤイヤの)生徒会役員」「田舎ゆえの停電(昔は「エレキ」でよく「ヒューズ」が跳びました)」「家・親からのプレッシャー」に、
「(懐かしい)レコード屋さん」に、
「(ケータイではなく)赤電話」に、
「昔(今もまだ一杯残っている)のJKの制服(特に夏の白いブラウスは、今の派手な・ファッショナブルな制服・超ミニスカートよりもはるかに目を引きます)」に、
「佐世保らしく教会・米国水兵・ハイカラさ」までを優しく包み込みます。
「すべてがJAZZなんだ!」が「いい雰囲気」につながります。
誰もが「懐かしく」「切ない」「高校時代(別にいつの時代でも構いません。自分にとっての時代)」を思い出させてくれます。
枠をはみ出さないことや、よくある話ゆえに「もの足りなさ」を感じるかも知れません。何故?というシーンもあります。
が、「まあいいか」となってしまいます。
「小田和正」の主題歌も「いい雰囲気」に合っています。
監督の「三木孝浩」は、「ぼく明日(昨年の「君の名は。」「聲の形」と並ぶ青春三部作と思っています)」などの「青春映画」の「(現代の)巨匠」ですね。
作品の中の、
「天使(エンジェル)ナナちゃん」は美しく可憐で、優しく清楚で、水着姿(今のダサい面積の少ないものではありませんよ)まで披露してくれます。こんな子が「幼なじみ」であれば、もうそれだけで人生「大ラッキー」です。あこがれます。
この「奈菜ちゃん」は、CMでお馴染み(保険のメガネ姿や水を仰ぎ飲む姿)です。
が、完全な主観ですが、
「悪魔(デビル)ナナちゃん」はエキゾチックで派手なエキセントリックなファッションで、都会的の今を生きるみたいに「ファッション雑誌」「グラビア」「インスタ」に登場します。
それなりですが、好みません。あくまでも「独断と偏見」です。
あまり「ヒット」していませんが、
「ジャニーズ」は気になりませんし、
「いいね!」です。🍀