「【女性達の自立と恋をポップでカラフルに描いたフランス発の小粋なミュージカル作品。】」ジュリーと恋と靴工場 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【女性達の自立と恋をポップでカラフルに描いたフランス発の小粋なミュージカル作品。】
■職なし、金なし、彼氏なしのジュリー(ポーリーヌ・エチエンヌ)は、就職難の末に名門ジャック・クチュール靴工場の仕事に就く。
だが、その工場は近代化の波にあおられ閉鎖寸前だった。
ジュリーと女性靴職人たちは、「戦う女」と名付けられた赤い靴を復活させ、この危機を乗り越えようとする。
◆感想
・長野県の松竹相生座で、この映画の小粋なフライヤーを手にしてから早数年。
漸く鑑賞出来た。配信に感謝である。
序でに言えば、私の好きな女性の靴のブランドは、”シャルル・ジョルダン”である。
若き妻に時折プレゼントをしていたモノである。(可なり高いが。)
この映画は、”シャルル・ジョルダン”の工場もあったロマン・シュル・イゼールで製作されている。
・物語構成はシンプルである。
だが、この作品には靴職人としての誇りを失わない女性達の気質、気品に溢れている。
・”近代化”を進めようとするグザヴィエ・ローラン社長(ロイック・コルベリ)も彼女達の”赤い靴”を観て、工場継続を決めるのである。
<ジュリーも、実直なサミーと恋に落ち、観ていて気持ちの良い作品である。>
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