あなた、そこにいてくれますかのレビュー・感想・評価
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韓国版バタフライエフェクト
韓国版バタフライエフェクト。バタフライエフェクトが大好きな俺は見事にハマった。
滞在時間20分、10回、限られた制限の中で恋人を救おうとする主人公の姿に感動。
子を生かすか、恋人を生かすか、はたまた恋人を救って縁を切るか。苦渋の選択の連続にスヒョンと一緒に悩む。自分だったらどうするか考えると辛い。
残念だったのは、スヒョンの友人がタイムスリップした以降は蛇足だったこと。
浜辺でスヒョンとヨナがすれ違って終わりにして欲しかった。せっかく未来スヒョンが過去スヒョンに「人生で大事なのはハッピーエンドよりもストーリー」って言ってたのに、結局最後はハッピーエンドにしちゃうんかい。
最後の最後でスヒョンとヨナを再会させた友人はお節介だと感じた。濃い恋愛経験ないから何とも言えんけど、ヨナはそっとさせた方がスヒョンのこと思い出さずに済んだんじゃないかな。古傷グリグリエグっちゃっていいの。スヒョンもヨナの死を乗り越えて、新しい妻と子供と前に進んでたのに。んー、もうちょい早めに終わってれば高評価だったんだけどなー、惜しい。
バタフライエフェクトのように、大切な人を救うため何度も過去に行くみたいなストーリーが好きな人はハマると思う。恋愛、SF、どちらかのジャンルが好きな人におすすめ。
演技がすごい!
30年前に戻ることができる薬を手に入れて思い出の人に会いにいく映画
韓国映画は人生初めてだったが、演技のレベルが高く特に、ハン・スヒョンが完成していて映画のクオリティの底上げをしていた また、タイムリープものとして斬新な設定が導入されていて、過去の自分と取引や勝負をしているのがサスペンス的で面白かった
奥さんは2015年でどうなっているのかなどツッコミどころは多いが、映像の美しさや上述の演技でどうでもよくなるぐらいで、楽しめた
あと、カン・テホがめっちゃいい味出していて重くなりがちな本作をユーモアで和らげてくれていてとても良かった
都合良すぎも、良作でした
タイムリープもの。どんな作品でも時間の流れをいじる以上細かなツッコミどころはどうしても無くせないという前提ですが、頭の中の混乱なく飽きることなく身終えることができました。脚本と演技力ですね。
最後までスヒョンの奥さんがなぜ夫と距離をとっているのか、夫が病んでも亡くなっても姿を見せないのか、それでもスヒョンは娘のために若い自分に奥さんとの出会いを勧めたのかがわかりませんでした。
最後にヨナに会いに行くのは、肺がんを早期に治療したからですよね。死ぬわけでも無いのに別れた彼女になぜこのタイミングで会いに行ったのかもわかりませんでした。しかも妻帯者なのに。(視聴者には「死ぬことなく生き返ったから」、と思って欲しいのはわかりますが、病気にならず生きてきたスヒョンにとっての動機がわかりませんでした。)
好きなタイムスリップ物
過去の自分に会って、恋人の命を救おうとする話。
過去の恋人と一緒になるより、自分の娘の誕生を選択するのは納得できるものでした。また、それによって過去の自分が苦しむ設定も面白い。
以下は、気になった点です。
・テホと会わなくなる理由が分からない。
・過去の行動を知らない現在の自分。別の人格になっている。でも、自分以外は過去の影響を受ける不思議な世界。
・未来を知った二人目は、一人目と同じ人生を歩んで幸せだったのだろうか。
・肺がんにならない3人目は、どんな人生を送ってきたのか。肺がん以外は二人目と同じ?
・30年後ならヨナと再会しても問題ないのか。何年後から再会しても良くなったんだろうか。
以下は、勝手に妄想したシナリオです。
肺がんで死にそうなスヒョン。娘がヨナを連れてきて再会。死ぬ前に薬を飲んで過去へ。
二人目が見つける。30年後ならヨナに会っても、ヨナは生きてると伝える。禁煙しろと言いかけて息絶える。遺体が消える。
二人目がスアの母と出会い、出産、死別。スアが成長中に、たまに、ヨナを遠くから見ている。
そして、再開のシーン。終わり。
小児科医が脳外科手術??
タイムスリップ物の映画に現実的なことを言うのもなんですが、あの手術のシーンがあまりにも非現実的でどうしてもこだわってしまう。30年前の未熟な自分と麻酔医とだけで脳外科手術を行い、成功する??しかも手術着来てない消毒もしてないほかの医師が止めさせようと入ってきたり、うそでしょー!!の連発。
あと30年後のヨナが独身のまま、というのも、どうよ。スヒョンには一人娘もいるわけで、どちらを選ぶか??というのがこの映画の肝のはずなのに、最終的にどっちも、というのはずいぶんなラストでは。
確かに私も「バタフライエフェクト」を想起しました。どれだけパターンを変えても結果的には愛する人を傷つけてしまう。ならば彼女のことを思えばこそ近寄らない、というラスト。でもそれでは「バタフライエフェクト」の二番煎じになってしまう。どういうラストにすればよかったのか、自分でもわからないけど、単純にこの映画を観て、ハッピーエンドに「よかった」と言えない自分がいるのでした。
これハッピーエンドなの?
某映画系YouTuberさんが本作を紹介しているのを見掛け、ざっくりしたあらすじを聞いて「面白そう」と思ったので鑑賞しました。タイムスリップして過去の恋人を助けるという程度の事前知識での鑑賞です。
結論としては、結構楽しめました。
タイムスリップ系の映画は好きで良く観るのですが、作品の雰囲気やタイムスリップの設定は『バタフライエフェクト』に似ていると感じましたね。「死んだ恋人の死を回避するためにタイムスリップ」といえば先日鑑賞した『東京リベンジャーズ』もそうですね。タイムスリップ系映画では良くある設定ですので、内容は非常に王道的なストーリーでした。安定の面白さ。
不満点が無いわけではないですが、楽しく鑑賞することができました。
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医療ボランティアとしてカンボジアを訪れていた医師のスヒョン(キム・ユンソク)は、帰りのヘリを乗り過ごしてまで子供の治療を行い命を救った。そのお礼として、「願いを叶える」という金色の錠剤を10錠貰った。30年前に亡くなった恋人に再会することを強く願っていたスヒョンが錠剤を飲むと、30年前の世界にタイムスリップしてしまう。そこで、若き日の自分(ピョン・ヨハン)と、かつての最愛の恋人であるヨナ(チェ・ソジン)と再会するのだった。
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現代のスヒョンは恋人が亡くなってから10年後に出会った女性との間に娘が一人いて、その娘を愛している。もちろんかつての恋人も愛していたが、タイムスリップして亡くなった恋人を救ってその恋人と結ばれるということは、娘が生まれなかった世界線に変わってしまうということ。
最愛の恋人を取るか、最愛の娘を取るか。究極の選択ですね。
どちらを取るかを必死に葛藤する様子は本当に素晴らしかったと思います。
ラストの展開は一見ハッピーエンドのように演出されていましたが、どこか後ろ暗い雰囲気を残す意見の分かれそうなエンディングでしたね。結構私好みです。
タイムリープ系作品が好きな人には刺さる作品でした。オススメです!!
人生の最大のテーマである、会いたい人に会えなくなったときにどうすれ...
人生の最大のテーマである、会いたい人に会えなくなったときにどうすればいいのか、という問いに対しての答えが見つかった気がする。
幸せだった思い出だけで生きていける。多分たくさんつらい思いもするけど、思い出を大切にしていればきっとその後も幸せに生きられる。別の幸せを見つけられる。
30年前に戻るというのはBTTFへのオマージュなのか?
過去の自分に会い、話もするし証拠もいっぱい残してしまう。これはタイムスリップものとしてはかなり珍しい・・・というか、子供向けの設定じゃないでしょうか。BTTF以降では、過去の自分に接触すれば何が起こるかわからないということで、タブー視されるのが一般的。されに言えば、死んだ人を生き返らせるのは危険だし、逆に考えれば斬新なのだが・・・
そんな違反だらけのタイムスリップもの。恋人を死なせなかったら、今の娘がいなくなってしまうというジレンマを打破するために、スヒョンは過去の自分に恋人ヨナと別れてるように頼むのだった。しかし、運命のいたずらはH・G・ウェルズのときから変わらぬ結末。別れたものの、ヨナの方から会いたいと言ってきたのに、会おうとすれば交通事故・・・結局どんなことしても死ぬんじゃないか!と、悩む現在のスヒョン。医者という設定なので、脳内の血腫を自ら執刀して取り除くという暴挙に!
いくらなんでもやりすぎの展開だったけど、そのままヨナとは別れて今の自分の生活を確保してめでたしめでたし?とはならずに、もう一つ大きな展開が待っていた。
まぁ、肺がんで余命半年なのは序盤でわかるのですが、テホとの友情も大きく変化していた。テホ(焼肉ドラゴンの親父)に託した手紙というより日記には過去との行き来が詳細が書かれていたのだろう。あと1錠ある!と、ある歌手のレコードに残された薬をテホ自身が試してみて、彼の命を救おう・・・ちょっと伸ばすだけかもしれないが、タバコをやめさせる手段に出るのだった。
まぁ、終わってみれば、すれ違いを解消するメロドラマだったのですが、スヒョンは妻と別居してたのか離婚してたのかわからなかったし、原作では妻が死んだことになってるみたいだし、その辺りが曖昧すぎた。年取るとこの手の再会は涙なしでは見れないのですが、タイムスリップものとしては悲劇を望んでいる自分がいて、『タイム・マシン』(1960)(2002)や『バタフライ・エフェクト』を見てみろ!と言いたくなってしまいました。
なんだろ・・・悪しき心を持った自分がいて、再会してもどのみち半年後には肺がんで・・・という結末を望む自分が怖い・・・
メロドラマ
人間は死別や過去の記憶を美化する生き物なので、そこのところが上手く描かれている分かりやすいメロドラマでした。私としてはもうちょっと捻りが欲しかったですが、単純にパートナーとの関係に疲れてしまった時に鑑賞するとぴったりだと思いました。もし、相手が死んでいても問題ないか?あるいは問題あるか?を妄想できるので 笑
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