ザ・サークルのレビュー・感想・評価
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この時代において取り上げられて当たり前のテーマで、そのターゲットが...
この時代において取り上げられて当たり前のテーマで、そのターゲットがfacebookであることもいいと思った。ただ、クライマックスの内容があまりにも雑だったし、もっと深く考えてもいいような内容だと思った。特に全て晒されることへのなんとなくの抵抗の本質はどこにあるのか、個人情報と共存はありうるのか。もっとここまで考えて作り込まれてもいいのではなかったか。
代案のない反対意見
SNSの闇
オープンワールド
世界ナンバーワンのシェアを誇る超巨大SNS企業「サークル」に就職した女性主人公に巻き起こるお話。
お話の巨大企業はアメリカ的に理想的な企業で夢はあるが、途中途中関わる人々による「?」と面倒くさそうな展開に映画を観る人は気付き始めるだろう。彼女の管理・監視されていく異変に。
そして開かれた世界へ利用されていく。
企業が企業だけに映画の展開が読め、正当性や批判的意見の主張も一部一部あるのだが、映画の面白さに繋がっているかと言われればNOであった。
とくに中盤までが酷い。
公共的に良い事を言うが、最終的には企業に100%利益が発生する話にうんざりだし、主人公も裏があると考えずメリットしか考える事が出来ない。社会貢献、会社貢献出来てると勘違いしちゃってる。全体として物が見れない性格にうんざりした。
(頭良さそうなエマ・ワトソンだから余計に。)
まぁ、そう思える事は制作者側の思うツボなのだが、巨大企業がこんな人間1人で成立するのならガッカリだw
人は馬鹿でも無いんだよね。
馬鹿を2/3観せられる映画は辛い。
最後もあり得ない企業展開。
少し脚本を練ってもらいたかったな。
現代社会を利用し掲げる問題をテーマにしてはつまらない。
お暇ならどうぞ。
トムハンクスの無駄遣い
自由すぎると不自由になる
乱暴な言葉を使うと、どんなにバカでも分かるように、SNS社会の暴走と行く末を描いた映画。
司法を通さず人が裁かれる魔女狩りの恐ろしさ。総監視社会の始まり、総私刑社会とでもいおうか。
刑法に反してなくても、些末なことで社会的制裁を行われることの多いこと。人は失敗を学んで成長していくものだし、多くを学び過去の自分とは違う考えを持つことも大いにあるけれど、現代のネット社会ではそれが許されない。
日本では実名でSNSを行う人は世界で少ないと聞く。匿名だから大きな気になって人のことをあれこれ書けるのであって、この映画のトゥルー・ユーのように全て実名であればもっと発言に責任を持つのかもしれない(このシステムには反対だけど)。
話は脱線したが、劇中のサークル社は明らかにグーグルを意識。個人からの情報収集方法が不完全だとしてフランスのデータ保護機関「情報処理・自由全国委員会」(CNIL)が制裁金を課したことは記憶に新しい。
メイがCE0の人柄や話術にほだされたかなんだか知らないが、「自分の経験をシェアしないことは他人の知る権利を奪う」などと言いだした時は、いくらなんでも考えが飛躍しすぎじゃないかと驚いた。
それなのに、友人アニーも会社への猜疑心ではなく嫉妬心でメイから離れていっただけだし、肝心の「トゥルー・ユー」開発者のタイもたいした活躍もしなかったし、メイの友人マーサーの死によって「反サークル運動」が起きたわけでもないし、誰も権力の暴走に歯止めをかけようとしないことに物足りなさを感じた。
(鹿殺しで脅迫されるなら、メイの自宅にだって「人殺し!」のプラカードを持った人垣ができていてもおかしくない)
だがサークル社とメイ&タイ及び反勢力が全面対決するという英雄的展開にしなかったのは、いくらグーグルに制裁金が課されたされたところで、Googleに依存し続ける現実世界を反映しているとも受け取れる。
原作のラストは知らないが、この映画のラストは「透明化するかしないか、あなたはどう選択する?」という現代人への問いかけなのだろう。
人間は建前と本音がある生き物だが、それが本音であれ嘘であれ直に接しているときに発した言葉や態度が相手に伝えたいことなのだから、それでいいじゃないか。
透明化したところで、他人の目が怖くてどんどん嘘つきになる。
そして他人の人生を確認するだけの人生に、何の意味があるの?
1%の違和感と99%の好奇心のせめぎ合い
この作品をみてSNSに自分の日常を公開することの危険性を感じた。確かにいつでもどこでも世界中の人たちと繋がれる可能性があるというのは刺激的な響きではあるし、自分の可能性を広げるチャンスのような気がする。身近な人と好きな手段で連絡をとれるのは、自分や相手の都合を考えなくてもいいという意味では実に便利だとも思う。しかし、その便利さ、というものが時に誤解を招いたり人と人を疎遠にさせると感じている。←知り合いの日常を覗き見する罪悪感は誰しも一度は感じたことがあるだろうし。
この作品は最後に理想の世界をつくってハッピーエンド、とはならず監視される世界の中で我々はすでに生きていて、その中で選択するのはあくまであなたですよ。という問題提起をしてエンディングを迎えているように感じた。←カヤックを楽しんでいる所へドローンが飛んできたから。
メッセージ性があるのかと思ったので拍子抜け
悪貨は良貨を駆逐する
巨大SNS企業に入社した主人公(エマ・ワトソン)は対人スキル能力を生かし、昇進していく。
カリスマ経営者(トム・ハンクス)の目にとまり、新商品のキャンペーンとして私生活をすべて晒すことに。
この結果、ビッグデータのパワーが社会に強力な影響を及ぼし始め・・・。
ひょっとしたら多数決は人類を滅ぼすかも。
よくある題材の映画でひねりがない
「トム・ハンクス」
オーラが消えてしまったのは悲しいことだ。
あれほど出演する映画をつぎつぎと成功させ、独特なキャラクターで映画を輝かせたのがウソのようだ。きっとむかしの彼を知っている映画好きはそう思っていることだと思う。
トム・ハンクス。年をとってひげを生やしている。
けっして似合っている、と思えない。
「ビッグ」にはじまり、「メイフィールドの怪人たち」「プリティ・リーグ」「フォレスト・ガンプ/一期一会」
数え始めたらきりがない。彼の栄光に陰りが生まれるなんていちども想像さえしなかったと思う。
「プライべートライアン」あたりから、ぼくの好みとは別の方向へむかうが、それでも「キャスト・アウェイ」がまだ残っていた。。
最近は、見るたびに「残念だな」と思う。
一方でここ20-30年のコンピュータの進化とインターネットの深化が世界を変えている。
この映画の導入部がよく物語っている。
ぼくらはどこへ行こうとしているのか。。?
しかし、思うほど世界は変わっていないのかもしれない。それは、人の見る世界という意味。
世界はテクノロジーで変わり続けているが、ひとの世界はそれほど変わらなくて保守的だとも言える。
実は、保守的なひとが見る世界の方が本当なのかもしれない。
つまり? ソニーがそれほど大きく世界を変えられなかった。
DNAががんこものなのだ。
秋田犬のパティが大好きな田舎の女の子を、ぼくもすきになる。
もちろんYouTubeの中の話。
「変だ。。」と、キーボードをたたく小指の骨がつぶやいている。
透明化…
現代のSNSの悪化した結果…
作中であったように
確かに遭難者の救出や犯罪者の確保に関してはとても便利な透明化だとは思うけど、
誰にでも見れて、見られている
途中で亡くなってしまった親友のように、過剰なストーキング行為に晒される事もある
プライバシーのない世界
とりあえず
エマ・ワトソンは相変わらず美人だった。
脅威だ!
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