「奥手」悪と仮面のルール Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
奥手
原作未読
「邪」の者となるべく育てられた軍事産業を手がけ圧倒的力も持つ財閥の子息が、14歳になったら地獄をみせると父親に宣言され、父親の死をもってそれを阻止した十数年後の話。
確かに普通の存在ではないかも知れないが、いわゆる「悪」ではなく「邪」とも違う主人公でタイトルやあらすじとはエラい違い。
ドロドロとしたものを期待していたけれど、どちかというと綺麗どころか純愛的な感じ。
「邪」のものとして出てくる敵役もただの嗜好にしか感じないし、探偵にしても敵約にしてもテロリストにしても刑事にしても脇が甘くて情報ダダ漏れ過ぎ。
刑事に至っては余分な上に墓地のシーンはどんな情報網だよと白けてしまった。
空気感は嫌いじゃないしつまらなくはないけれど、期待したものとは違いマイルド過ぎた。
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