劇場公開日 2018年1月13日

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「中村文則は手強い。」悪と仮面のルール mg599さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5中村文則は手強い。

2018年1月17日
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鑑賞方法:映画館

2018年は中村文則の小説が相次いで映画化された年として記憶されるのだろうか。その第1弾。

中村文則は手強い作家と勝手に思っていて、結局、本作も読まないまま映画を観ることになった。
そして、映画も手強かった。
原作で表現されていたことが、映像にきっちりと映されていたのだろうか。それがはなはだ疑問である。
中村文則の本をパラパラと見ると、文字でぎっしり埋まっている印象を受けた。言葉で何かを表現するにはこれだけの分量を要するのだと主張しているかのようであった。
今回の中村哲平監督の作品でそこまで原作と斬り結ぶことができたのか。村井國夫や中村達也の怪演でかろうじて表現しえた程度ではないか。

中村文則の映画化はやっぱりハードルが高そうだ。第2弾の「去年の冬、きみと別れ」の瀧本智行監督はどうだろうか。

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mg599