「2018-2」悪と仮面のルール かいりさんの映画レビュー(感想・評価)
2018-2
闇のクセがすごい。
誰でも闇のひとつやふたつ抱えて生きてると思うけど、
ある日お父ちゃんから、「お前はダークサイドに墜ちるべくして産まれたんや、14歳になったら墜ちるで」と言われる中学生はいないでしょう。
ルークでも大人になるまで言われてなかったよ。
全編通して歪んでて、暗くて、黒くて、狂ってて、
ユーモアとかは全くありません。
同じ列に座ってたおじいちゃんがたまにクスクス笑うのが謎すぎた。
笑えるとこ一個もないでしょ。
ってくらい闇深いです。
ただ、玉木宏が新木優子に会うときだけ人間臭くなるのが救い。
中学生のキスシーンがやたら多いのはおばちゃん気になっちゃいましたが、
闇に包まれた家庭のなかで唯一見つけた温もりだったんでしょう。
関係ないけど、一番の闇は、原作読んだことあるのに、「あぁあのシーンね」ともならず、全編通して初見すぎる自分の記憶力のなさが邪でした。
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