「steal and marry」オー・ルーシー! kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
steal and marry
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衝撃的なオープニング。彼は節子に囁いたのは「チャーリー」という言葉だったか、ちょっと引っかかった。43歳という微妙な年齢に差し掛かって、未来も夢も何もない女性・節子が、姪の頼みで英会話教室に通ったことがきっかけで何かが吹っ切れるような・・・前向きに生きていけるかと思ったら、行動が大胆すぎてついて行けない。そんな映画。
大胆と言えば、忽那汐里演ずる姪っ子・美花も英会話教師ジョンと駆け落ち同然の渡米。しかし、相手には妻子があった。美花の母親・綾子(南果歩)にしても節子の恋人を奪って結婚したという過去がある・・・元からドロドロ家族だったわけね。
人生において行き詰まり、自殺を選んでしまう人間模様。何か取っ掛かりがないと新しい人生を歩むことができないことがテーマなのか?とも思ってしまった。それにしては、ジョシュ・ハートネットの脳天気ぶりとアメリカでのロードムービーパートくらいしか明るさがなく、唯一の救いは役所広司だけだったかな。悲しみに打ち勝った男として・・・
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