写真甲子園 0.5秒の夏のレビュー・感想・評価
全19件を表示
写真甲子園 0.5秒の夏
全国の高校写真部の学生が、困難や挫折を乗り越えて写真甲子園での頂点を目指して奮闘する物語。
映画というよりはドキュメンタリーや青春ムービーのような印象が強かった。
メインキャストの演技は少し気になったが、千葉真一さんの表情で語る演技がとても際立っていたと思う。
北海道東川町の景色がとても綺麗で、劇中に登場する写真も素人目で見ても良さが分かる素敵な作品だった。
審査会での講評の場面の緊迫感は見どころの一つだと思う。
この作品を通して写真甲子園のことを知ることができてよかった。
写真部の甲子園なんてあるんですね
本作品を見て、高校生の写真部を対象にした写真甲子園なんてのは有るんですね。
野球は勿論ですが、吹奏楽にもこの手のコンテストが有るのは知っていましたが・・・・
毎年北海道で行われる「全国高等学校写真選手権大会」をテーマに、大会に挑む高校生たちが日本一を目指して、奮闘する姿を描いた青春ドラマ。
その参加高校の中で、大阪の高校、東京の高校のそれぞれの事情を踏まえて物語が展開していきます。
ま、ストレートに言ってしまえば、文部省推薦のような内容ですが、しかし、それぞれが自分の好きなモノに情熱を掛け一所懸命にやり遂げる姿は今の子も昔の人も一緒、自分が高校時代に一所懸命演技やバンド活動をしていた事と重ねてみる事が出来ました。
お話の流れも分かりやすく、綺麗事だけで終わらない作風にも大変に共感出来ました。
やはり何でもプロは違う
オンライン試写会で観ることができたが、結構前に劇場公開された作品だったのね。
高校生による写真コンテストの大会ということで敢えてなのかもしれないが、演技、演出、映像にインディーズ感が漂ってしまっていた。物語の通り学生がつくった映画のようだった。
強引に内容と結びつけると、映像も写真もやはりプロは違うということか。笑
審査員のおじさんたちが非常にリアルで、そのコメントもビシッと切り込んでいたところは観入った。
あと、ただのハッピーエンドにしなかったのは良かったかな。
過去になる瞬間
写真はシャッターを押したその瞬間から過去になる
普段からカメラを車に乗せていつも気になる風景などを撮っています
どうだろう、中学生の頃からかな
昔はフィルムだったから現像代やプリントがお金が掛かって大変でしたよ
今はいいですね〜
写真を撮ること自体はとても簡単で今では高性能なカメラも持たずにスマホで綺麗に撮れるからいい時代です
多少は独学で何とかやりましたがボンクラ頭にはなかなか難しいです
ましてや私には立木義浩さんのおっしゃるような深い思考もなくただただ気のつくままにパチリパチリとシャッターを押すばかりでして、テーマを決めてなんて到底無理無理
でも簡単なようで写真は深いですね、真実を切り取ることも出来るし真っ赤な嘘をつく事も出来る
心があっても技術がなければ
写真、絵、文いろいろな伝える技は素晴らしい
人だからこそですね
写真甲子園の魅力が伝わる、最強のプロモーション映画
映画の中で立木義浩プロが「写真は氷山の一角」とおっしゃっていましたが、その下にある物語を感じさせる写真が良い写真。
私のようなド素人でも、心を惹かれる写真があります。
そんな写真が語るのは、てっきりそこに写っている被写体の物語だと思っていましたが、実はその瞬間を切り取った撮影者の物語なのだと、この映画が教えてくれました。
今回初めてその存在を知った“写真甲子園”ですが…なぜに“甲子園”??
甲子園の魅力はズバリ!【今年限りのチーム戦】これに尽きると思います。
一戦一戦「これが同じメンバーで戦う最後の試合になるかもしれない…」といった切羽詰まった状況のなか、チームが一丸となって実力以上の力が発揮される奇跡!
泣けるほど何かに打ち込むことの無くなったBBAには、その情熱がただただ尊くもらい泣き。(T ^ T)
でも…写真って個人プレーでしょ?
シャッターを切るのは一人なんだから、“高校生写真コンクール”で良いのでは??と思ったあなた!
そう。写真甲子園とコンクールの違いはズバリ!3人1組のチーム戦なのです!(≧∀≦)
しかも、一年かけて撮ったベストの写真で勝負するのではなく、全国で初戦を勝ち抜いた18組による撮影合戦!
勝負は3回。
1回ごとに異なるテーマが掲げられ、54人の高校生がカメラ片手に北海道東川町を駆け回ります。
そこからは時間との戦いで、撮影したデータを時間内に提出するだけでなく、写真をセレクトする時間も決められているうえに顧問がアドバイス出来るのはラスト20分のみ。
セレクトした写真を審査員に向けてプレゼンテーションするのですが…そこまで纏めあげるには様々なドラマがあります。
3人1組ってところもミソで、意見のパワーバランスが生まれる人数ではないですか。( ̄ー ̄ )ニヤリ
甲子園のようなトーナメント戦ではありませんが、様々な制限をつける事で切羽詰まった状況を作りあげるとは…。実力以上の力が発揮されるよう、感動したい大人達が仕組んだとしか思えない大会ですがww審査員が豪華!!!
プレゼンテーションした写真に、その場で講評をコメントします。
これ、もの凄い集中力と人間力を問われる作業だと思うので、審査員は相当な覚悟で臨んでいるに違いない。
真剣な高校たちに真剣に向き合う大人達にも感動しました。
町おこしの一環とは言え、泊まるところから食事まで、高校生達を全面的にバックアップしている東川町の人達も素敵。
映画は実在の人物を交えたフィクションですが、“写真甲子園”自体の魅力が充分に伝わりました。
ぜひ、実際に写真甲子園で撮影された写真が見てみたい!
どこかで展覧会があると良いのになぁ。と思ったら
なんと!アーカイブが!!
https://syakou.jp/archives/
写真が趣味なのでDVDで借りて鑑賞しました。 半分ドキュメント、半...
写真が趣味なのでDVDで借りて鑑賞しました。
半分ドキュメント、半分は物語って感じの映画です。
著名な写真家さんが実際に登場し、高校生の撮った写真にコメントするのですが、とても深い言葉で説得力があり、リアルを感じました。演技というのかはさておき。
あと、映画の中で、写真を評価するスコアシートみたいなものがあってそこには、心・技・眼と書かれており、それぞれ10点の合計30点満点で写真の出来を競うようです。これについても、なるほどなーと只々感心するばかりです。
物語としては、少し稚拙な感じが否めないですかね。
亡くなった女子高生の回想シーンもよく意味がわからんし、最後バスに乗り遅れて高校生の絆を描くシーンも安っぽかった。
あと、キヤノンのゴリゴリ推しが酷い。
まあ、なんだかんだ、写真好きの自分には最後まで寝れずに観れたかなって。
追伸 7日間戦争懐かしいなぁ。映画館でみたなぁ。
全国高等学校写真選手権大会
大阪の高校は女子ばかり、東京の高校はクラブのメンバー募集から始める始末。
全国大会は夏の北海道だが、果たして結果は。
意外性ゼロの世界だった。
映画レビュー甲子園なんてのもあったらいいのに。
オープニングとラストを飾る写真もきれいなのだが、本編の映像がむちゃくちゃ綺麗。ここ近年の学園モノではスポーツ以外の書道とかかるたとかの文科系作品が活躍している。色んな全国大会があるんだな~と驚きです。写真甲子園も知らなかった。
カメラマン立木義浩が審査員長として講評を述べるのですが、鋭い言葉で高校生たちを泣かしてしまうほど。結局は被写体選びだとも思ってたのですが、立木先生の話を聞いていたら、テーマが大事なんだと痛感しました。高校生たちも皆の前でプレゼンしなきゃならないし・・・
家具工場で働く千葉真一の演技がとても良かったし、高校生たちの自然で等身大の演技が初々しくて心地よい。千葉真一の語る、亡くなった少女のエピソードは写真の真髄をもとらえてるようで、自分も生きてる証を残さなければと思った。映画レビュー甲子園なんてのもあればいいのに・・・
地域興しの原点を見ました!
写真甲子園と呼ばれる高校生のイベントが北海道旭川市の隣町、東川町で毎年行われていることを本作で初めて知りました。1994年から始まり、毎年全国から選ばれた地域代表校が3日間の接戦を繰り広げます。この作品では、北海道の広大な自然の中で行われるその熱い戦いと、大会をサポートする地域住民との交流をドキュメンタリータッチで見せてくれます。正直言って出演者の演技はちょっとベタ(ごめんなさい!)に感じてしまったのですが、高校生たちの写真に賭ける思い、大会の熱気や緊張感は素晴らしく伝わってきました。それに立木義浩氏をはじめ錚々たるプロ写真家の方々の本質を突くような審査員コメントは、私のような門外漢でさえ、写真の奥深さを気付かせてくれるものでした。写真甲子園のイベントは東川町が1985年に出した「写真の町宣言」が出発点と聞きます。この大会の主役は飽く迄生徒と先生ですが、町を挙げてのイベントをここまで育て上げたスタッフ・裏方の方々の思いもちゃんと伝わってきたように思います。
青春ガチンコ写真バトル!
普段なら選ばない作品ですが、職場のしがらみもあって鑑賞してきました。たぶんB級映画だろうとなめてましたが、いい意味で裏切られました。高校生役の俳優さんたちの等身大の演技がストレートに心に響いてきて、不覚にも何度も目が潤んでしまいました。脇を固める秋野暢子さんも自然体でよかったし、千葉真一さんの渋さも作品に奥行きを与えていたと思います。
写真甲子園の存在を今まで知りませんでしたが、高校生が本気で青春を懸けることのできる、すばらしい大会だと思いました。本作では本戦の様子がメインに描かれていましたが、中でも立木義浩さんの本気の審査コメントが秀逸でした。おかげで、それを受け止める笠菜月さんら関西学園のメンバーの演技も真に迫り、ガチンコバトルのドキュメンタリーを見るかのようでした。
ただ、尺の関係でしかたないとはいえ、桜ヶ丘学園の急造チームがあっさり勝ち進んだように見えたのは残念でした。上達の過程がもう少し描かれているとよかったです。一方で、撮影マナー、学校の責任、顧問の去就、部員の恋愛、意味深な回想、東川の人の温かさ等は、やや中途半端に描かれているように感じました。いろいろ詰め込みすぎず、いっそのこと関西学園だけにスポットを当て、テーマももっと絞り込めばよかったのではないかと思ってしまいました。
写真の面白さに気づける作品
夢叶達3人の撮った作品を批評する審査員の立木義宏のセリフに、グッとくる。写真に写っていない部分、氷山の見えていない部分を想像させることが大事だ。
君たちには未来がある。逆に言えば未来しかない。きっとできる!
ステキな言葉であった。
樫辺勒のノベライズ小説も、また、気が利いていて楽しめる。
本物にはちからがある
・写真は門外漢です。
・東川町町起こし映画。詰め込まれるよいところ感。こんなだったっけか。
・一眼レフが欲しくなりました。かんたんですね。
・ハーフドキュメンタリーというか、四半世紀近い蓄積をベースに作品化がされたのでしょう。実際に出てくる写真や台詞には重みがあって、グッとくる場面も数多くあります。
・知らない世界ってあるんだね。
・甲子園なんだから、青春ものとして素直に楽しめれば良作かもしれません。
・写真の裾野を広げ、街の良さを広く周知する目的は果たせている気がします。
・残念ながらあまりに本が稚拙でストーリーにはまるで感情移入できませんでした。安っぽくて薄っぺらい。素人目に見ても突っ込みどころが多過ぎてちょっとなあ。
・前述の通り、ちょいちょいはっとする場面もあるため、尻の座りの悪さったらないです。むずむずします。
・ドキュメンタリーで見たかったな。
微妙
タダ券が会社から支給されたので見に行った(当方、高校時代はニコン使いの写真部員)。
隣町の写真イベント、概要を知るには良い映画かも。
個人的には、観る前から寒い感じ、実際見ても寒かった。個人的には高校時代に写真甲子園がなくて良かった、と思う。主催の東川町役場の皆さんには悪いが、どうにも付いていけないノリ。はっきり言って気持ち悪い。
ただ、写真を撮る身としては、写真家先生のお言葉は参考になる。
ストーリーは・・・想定通りと言うか、まぁ定石通りかなと。
気になる点としては、
・サポートがキヤノン(決して主催ではない・・・はずだが、東川町役場の事務機はキヤノンと聞く)と言うことで、キャノン万歳的演出が鼻につく。
・カメラ操作がちょっと稚拙。日本一の写真部云々と言うなら、カメラはしっかり構えてほしい。世はミラーレスと言ってる時代に一眼レフなのだから。
・天人峡に行って撮影した後の会話なのに、「天人峡と言うところ」云々と言った、いかにも知らない場所的な言い回しがあり、違和感を感じた。編集の順番、間違いでは?
・取って付けたようなフィルムカメラの回想的エピソードは何のため?(おまけに写真部員設定ならレリーズ操作がかなり悪い・・・あれではブレ量産)
・川の中でメモリーカードを出し入れするとか、曲がりなりにも写真部員のすることではない。気持ち悪い演出の最たるものだが・・・素人受けはするんだろうなぁ
・北海道の大自然・・・いや、開墾して畑にしているんだから、バックの大雪山連邦はともかく、人工的風景ですよ。北海道の人間から見たら、内地の田園風景のほうが、きれいな気もするんだけど。
・北海道との対比のためか、都会の学校と沖縄しか出ていない印象。東北の人間が見る北海道と言うのも興味ありますけどね・・・(桜や紅葉など、東北のほうが北海道よりきれいな印象)
・地元の高校生も影に回って運営に携わっていると思うのだが・・・出番が少なく、ちょっと残念。
・階段下の写真部室・・・なつかしい。デジタルだから丸見えでもできるのが良いところ。昔は暗室だが、階段下だと振動で引き延ばしに影響が出て困った。
・傍から見る一眼レフカメラ、暴力的かもね。一眼レフ使いとして気を付けねば。
なかなかぐっとくる。
ドキュメンタリーっぽく、誠実に作られていて、また、出演者がのびのびと等身大で演じていて、爽やかに見ることができました。私のようなおじさん世代にあえて勧めたい。今を生きる、今の失敗を明日に生かして生きる、という恥ずかしいけど当たり前のことをお前はしてきたか、と問いかけられる映画です。千葉さんもいい味を出しています。
全19件を表示