「期待したラストではなかったが良い作品」gifted ギフテッド ジョニーデブさんの映画レビュー(感想・評価)
期待したラストではなかったが良い作品
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全体的には良い作品だ。特に法廷シーンで、両方の弁護士の主張に説得力があり見どころであった。ただ、結局裁判官はどう判断するのかと思っていたが、里親に出すという和解になってしまった点はややありきたりな感じで不満である。また、この里親が、実は猫嫌いだったという設定は、後でメアリーを取り戻すためのちょっと安直で強引な設定だ。
里親の家の前で主人公とメアリーが別れるシーンは、泣き叫ぶメアリーを置いて立ち去ろうとする主人公の辛い気持ちは痛い程わかるが、それまでの主人公のメアリーに対する愛情を考えると、かなり違和感を覚えた。ここで、最後にメアリーを取り戻すような展開にするべきではなかったか。この映画の雰囲気には馴染まないかもしれないが、「ペーパームーン」のようなラストを期待してしまった。
内容とは関係ないが、主人公の母親役の女優は鈴木その子に似ていると思った。
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