劇場公開日 2017年11月18日

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「カリカリのベーコンが食べたくなる」ローガン・ラッキー KinAさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5カリカリのベーコンが食べたくなる

2017年11月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

アダム・ドライバーがどうしても観たくなって仕事終わりにフラッと映画館に寄った作品。

田舎街の噂になっちゃうくらい冴えないオーラが強くなんだか心配になるくらいマイペースなローガン兄弟。
「カリフラワー作戦」こと一大強盗計画に至るまで積み重なってきた鬱憤はあまり直接的に多く描写されないけど想像しやすい。

チンピラっぽいけどわりと知的な助っ人は良いとしてその弟達が頼りなく、大きなトラブルがいつ起こるかとハラハラしていたけど…
ゆるい空気とテンポで進む計画はほぼ順調。
隅々まで考え抜いた計画に、あれ、ローガン兄弟冴えなくないんじゃない?めちゃめちゃ頭良いんじゃない?と思えてくる笑

結構デカイ犯罪やってるはずなのにゆるすぎる空気感はわりと好きではあるんだけど、どっかでハラハラさせてくれないとやっぱり盛り上がりに欠ける。
最後はいきなり急ピッチで進められてなんだか不親切、ジミーの目的ややりたかったことは何となく分かるんだけど正直消化不良感が残ってしまって残念。

そもそもオーシャンズシリーズはじめこういった系統の映画ってほとんど観ないので、慣れもないしやっぱりちょっと私の好みとは外れてるんだなーと思ってしまった。
作戦の仕掛けは面白いし小ネタは笑えるしゆるーく安心して観れるからそこそこ楽しいんだけど長いコントを観てるようで映画としてはウーン…という感じ。
娘のカントリーロードの歌のシーンはジンワリきた。

アダム・ドライバーは堪能できたのでそこは満足。

KinA