ネルーダ 大いなる愛の逃亡者のレビュー・感想・評価
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追う者と追われる者
第2次大戦後、共産党員が迫害を受けていると議会で政府を非難して追われることとなったたチリの共産党員議員であり文学者でもあるパブロ・ネルーダの逃亡劇とそれを追う警察官ペルショノーの話。
この逃亡中に『大いなる歌』という詩集が生まれたとのことだが、ネルーダについても詩集についても予備知識なく鑑賞。
逃亡劇といっても行く先々で隠れていられず出歩いてしまう主人公だったり、単独でネルーダの足跡を追って歩く優男の警察官だったりで迫力や緊張感や鬼気迫る感じは皆無に等しくサスペンスという感じはない。
ストーリーとしての面白さは殆どなくて、兎に角詩的で叙情的で文学的なネルーダと嫁と警察官の台詞と行動と雰囲気を楽しむ作品という印象。
事実だからしかたないのかもしれないけれど、女好きとか乱痴気騒ぎとかいらない感じも多々あるし、中盤以降同じことの繰り返しだったりで自分には合わなかった。
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