劇場公開日 2017年6月24日

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ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女のレビュー・感想・評価

全12件を表示

3.5【大韓帝国最後の皇女、徳恵翁主の哀しすぎる生涯を描いた作品。と共に今作が反権力の気風高き都市、京都のミニシアター”京都シネマ”で3週間限定公開だった意味を考えるの巻。】

2025年6月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

■日本統治下の大韓帝国。初代皇帝・高宗の娘、徳恵翁主(ソン・イェジン)は日本の朝鮮皇室の消滅を図る政略に巻き込まれ、わずか13歳で日本へ留学させられてしまう。
 祖国を思いながら月日は流れ、成長した彼女の前に幼なじみのキム・ジャンハンが立派な青年として現れる。王朝復興のため、彼は徳恵翁主に亡命を促すが、妨害によりその思いは果たされないのである。

◆感想

・近代の激動期、大日本帝国により人生を大きく狂わされた王族と言えば、中国、清朝最後の皇帝、愛新覚羅溥儀が有名である。
 だが、この映画を反権力の気風高き都市、京都にある“京都シネマ”で鑑賞した際には、前日祇園で呑み過ぎたせいか、頭に良く入って来なかった。

・その時のフライヤーが手元に有るのだが、合点がいった。架空エピソードや人物がマアマア居たのである。そうかあ。

■監督が、名匠ホ・ジノであり、主演がソン・イェジンなのに、しかも“京都シネマ”なのに、何故?と思いながら鑑賞したのだが、そういうことかあ・・。

・けれども、悲しみの徳恵翁主の幼き頃から老齢迄を演じたソン・イェジンは、矢張り魅力なのである。

・と共に、韓国俳優さんが日本語を喋る映画の難しさも、少し感じた作品である。あ、ソン・イェジンの日本語は、ナカナカ上手かったと思うけどね。ソル・ギョングに次いで上手いと思ったけどね。

<今作は、韓国では560万人動員したそうであるが、日本では余り話題にならなかったもんな。日本と朝鮮、日本と中国という近代史の中で難しい関係に在った関係性を描くというのは難しいもんだなと、当時思った作品である。>

<2017年9月16日 京都で行われた金曜日の会議のあと、ズルして土曜日に京都シネマで鑑賞。>

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NOBU

4.5ラストプリンセスが歩んだ生涯で大韓帝国と日本の歴史を学びました

2025年5月26日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

怖い

知的

大韓民国皇帝李高皇帝の末娘徳恵翁主トッケオンジュの生涯を元にフィクションを加えた2017年の作品です。日本統治下の朝鮮王朝と民衆の状況を韓国側からの視点で描いていて、日本の嫌な側面が続きます。
主人公の父、兄、夫等は実在の人物写真にそっくりの俳優が演じていて、封切時の韓国では賛否両論があったそうですが、個人的にはとても感動しました。演技、撮影、脚本が素晴らしく、主人公が日本の工場で朝鮮人達の前で独立を呼びかけるシーンにジーンとしました。監督は日本人を悪役として登場させることを避け、主人公の生涯を韓国の歴史と共に描いています。ラストシーン、エンドロールがとても良かったです。
2025.5/20〜6/29には、九州国立博物館で実在の徳恵翁主の婚礼調度品が展示されていますので、訪れてみてください。

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ヨシリン

4.5韓国のラスト皇女に泣けた

2024年8月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

悲しい

興奮

悲惨な人生だったけど、最後だけ報われたのかな。
凄く面白かった。

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ノブ様

3.5日本人も知っておかなきゃいけない

2022年1月25日
PCから投稿

最初に「フィクション」と断り書きがあるとおり、Wikiなどを読むと事実と違うところはありそう。
でも、日本が韓国を併合しようとして何をしたのか、大戦中に何があったのか、日本の作品では描かれない側面がたくさんあり、是非とも見ておくべきだと思う。
ソン・イェジンもほんといい女優さんだなぁ。

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UNEmi

3.5歴史の二面性

2022年1月10日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

初めて知った歴史の裏側(日本から見て)。

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mark108hello

0.5反日プロパガンダ

2021年11月12日
スマートフォンから投稿

フィクションとしても見ていられない
こうやって捏造歴史を刷り込むのかという作品

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たかね

3.5ソン・イェジンは素晴らしい

2020年10月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

徳恵翁主を演じたソン・イェジンの演技力の素晴らしさが作品の質を高めています。冒頭フィクションとはうたわれていますが、ベースに極悪非道の日本っていう構図に引っかかります。

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Misty

4.0悲しい美しいプリンセス

2020年9月11日
iPhoneアプリから投稿

日韓併合の悲劇を背負った悲劇のプリンセスが愛する祖国に奇跡の生還を果たす迄の戦いの物語。

何度も何度も阻まれる帰国。

韓国映画の脚本は安易な好転を許さない。
主人公が窮地に追い込まれるごとに
ストーリーに引き込まれ
胸を締め付けられる。

プリンセスの苦悩を想像すると
更に辛い。

日韓には日本が作ってしまった悲劇の物語がたくさんある。
日本映画が、いつかそこを描いてくれる日が来ますように。

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NobuNaga

0.5全部ウソ

2017年7月26日
iPhoneアプリから投稿

名前以外全部ウソのクズ。韓国でもここまでやっていいのか?といわれたクズです。

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naaw

3.0どこまでがフィクションなんだろ。

2017年6月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

日本帝国、悪だよなー、すっかり。
韓国最期の皇女、戦争に翻弄されて哀しすぎる一生でした。日本にも、祖国の韓国にも背を向けられて精神まで崩壊して…。
韓国らしい一大大河メロドラマ、ですね。

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peanuts

4.0韓流の安定感

2017年6月28日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

久しぶりにソン・イェジンに会えて感動しました。演技力に磨きがかかり10代~70代まで演じてしまう幅広い役作り、とても良かったです。
もっと上映館増やしても良いのでは?
是非映画館で。

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タイガー力石

5.0悲劇のヒロインを堪能

2017年6月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

韓国ドラマにはハマりませんでしたが、韓国映画は大好きです。
さすが“泣き屋”の国!感情の表現がストレートで熱いパワーを感じます。

トークショーで監督が「日本で公開出来るかどうかわからなかった。」とおっしゃっていましたが…
確かに。
日本人として見てしまうと、耐えられない人も居るかもしれない描かれ方ですが、
「あくまでも歴史に翻弄された一人の女性の悲劇と、彼女を守ろうとした人々の物語。」と強調されていました。

そう!冒頭にも出てきますが、あくまでもフィクションなのです。
ココ大事!!
私のように、人生で大事なことは全て映画から学んできたような馬鹿は、全部信じちゃいますからね〜ww
そんで、散々泣いた後に事実と違っている事を知り「こら〜!私の涙を返せや!」なんて、実話詐欺に遭うことしばしば。(^◇^;)

でも、そもそもドキュメンタリーだって、映像に撮って編集した時点で、監督の意図が反映されるものでしょうから、映画に至っては何をか言わんや。
しかも本作は、“史実を基に”書かれた“小説を基に”作られた映画なので、相当フィクションらしいですww
映画として楽しんで、人物や歴史を知るきっかけになれば、とても素敵な出会いだと思います。

前置きが長くなりすぎましたが、見所は何と言っても女優さんの熱量の高い芝居!
主人公の感情に引きずりこまれます。
特に歳をとってからの不安定な芝居は圧巻です。

キュンキュンポイントも満載で「あなたの事は私がお守り致します。」とか(*´∇`*)
鉄板のシチュエーションは、やっぱり良いですよね。言われてみたいもんだわ〜。(笑)

侍女のコメディエンヌっぷりが見事で笑えますが、見せどころの熱い芝居にも感動( i _ i )

「その為に来ました。」と、死を覚悟して任務に就いている、独立運動家の緊張感も良かったです。
亡命作戦のくだりはドキドキハラハラ。

そして、母娘のシーンも感動的でした。
実の母であっても、元女官で娘より身分が低い為、娘の名前を呼び捨てにできない。
ラストシーンにも涙。゚(゚´Д`゚)゚。

悲劇のヒロインと、彼女を愛した人々の物語を堪能しましょう!

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NUMAYA
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