「キスシーンがあるので減点した。」恋と嘘 Takehiroさんの映画レビュー(感想・評価)
キスシーンがあるので減点した。
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『恋と嘘』(2017)
ヒロインが森川葵、共演が北村匠海と佐藤寛太の三角関係。登場人物たちに思いやりがあるものの、キスシーンがあるので残念。小津安二郎映画は接触シーンがなくても名作にできる。少子化問題に、政府がパートナーを指定するのは、『結婚相手は抽選で』でも似たアイデアだったが、
どちらも、それに関して否定的でも決してないところが、見合いだって、恋愛して破局するよりは
良いんじゃないかと思わせる。双方良い男では揺れ動いてしまうが、男同士も友情が芽生え、譲りあいのようにさえなってしまうのが度量なのかなんなのか。女性が好きだと心底思ってしまうほうに
いくべきだと男二人は考えた。ネタバレになってしまうが、選んだ片方は重病だった。そして死んでしまう。残った片方は結婚式まで設定してドタキャンを応援までしたが、片方の墓で再開して、
優しいセリフを言う。度量が広い。そして相手が他の人とパートナーになっても、それを喜び、事情が片方の死のようにあったら、待っていてくれたという。心情的には複雑だが、考えてしまうところがあるが、キスシーンはなくても、むしろ無いほうが良い作品として残る気がするのだが。
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