嘘を愛する女のレビュー・感想・評価
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話の筋がめちゃくちゃ
妻子にあんな形で死なれてショックを受けるのは分かるが、それが何故免許偽造してまで別人に成り済ますことに繋がるのか
失踪して完全に他人に成り済ますって相当冷静に事を進める必要があると思うが、ショックで心がひどく傷ついた状態で
そんなこと出来るとかサイコパスに近い
単に仕事辞めて東京に出てくるだけでも、周囲は今までの自分を知らない人だらけで、それなりに目的は果たせたはず
実はそんな人間は実在してませんでした、がやりたいがために、色々無理が出てる気がする
感情移入しにくい人物造詣
演出脚本がその通りだから仕方ないのだが。
長澤まさみ演じるキャリアウーマン像に、リアリティを感じないうえ、感情移入がしにくい。
折々の衝動・感情のままに周りを振り回し、自分のことしか考えてない本当にクソな性格で、8割方イライラしてしょうがなかった。
それを耐えた先にやっと楽しめる領域があった。
面白いけど、2時間中、1時間30分は忍耐。
テレビで観たら、多分10分で消す。
劇場だから耐えられた。
そんな印象
残念な作品
題材としてよい監督が撮影すれば、もっと面白くなったのではないか?という強い疑念を持った。
基本構造は夫の嘘を暴く現在の謎解き編と、過去の思い出編がクロスオーバーする形式だが、謎解き編が意外性がない割に非常に長い時間を割いているため、つまらない。
探偵と主役がバディムービー化していくところをやたら推してくるが、この2人からワクワク感は得られない。
本来この物語は過去の2人にもっと焦点を当てるべきであり、出会い、愛を育むシーンや、ブランコのシーンのような2人にあった愛と不穏感をもっともっと強く描かないと、この2人に対する感情移入ができない。作中時間だと過去のシーンが相当短いんじゃないかな?
過去と現在の夫婦関係が交差するタイプの物語としては、ブルーバレンタインという名作がある。このような演出ができなかったのか…惜しい作品。
高橋一生のおさえめな演技はうまい。ここがなかったらかなり酷い作品になってたかも。
絶賛している人は上記作もご覧になってはいかが?もっと感動的だし、色々考えされられますよ。
鑑賞記録
我らが小野但馬こと高橋一生といつでも100点の長澤まさみが共演するとあれば、観るしかないでしょう。
現実に起きた事件がモチーフとなっているとのことですが、キャラ造形など、リアリティラインは低め。吉田鋼太郎の探偵、嫌いじゃないんだけど、この人はいつでも「レンタルおじさん」なんだなぁって感じてしまいました。リアリティラインが低いのに扱うテーマがちょいと深刻なもんだから、見ている自分としてはどのような心持ちでいたらいいのだろうと思ってしまうわけです。「車を動かそうとする→ワイパー誤作動しちゃう」とか「手がかり見つかりそう→ケンカ→思い直して再始動」みたいな、どこかで見たことある演出が多いので、ダレてるように感じちゃうんですよね。
あと、いつでも100点の長澤まさみ、今回は全然100点じゃないやい!「ごめんなさい」を素直に言えない大人って…って思いました。あと、ちょっぴりオーバーアクト気味にも思いました。吉田鋼太郎に負けず劣らずって感じ。
高橋一生はいいんですが、思いのほか登場シーンは少ないです。それを目当てにしていくと肩透かし食らうんじゃないかな。途中で帰って行った人もいたし。
クライマックス、音楽で泣かせたる!って感じがビンビン伝わるような演出で、うーん…って感じ。すごくドラマ的というか何というか。。本作全体に言えることかと思いますが、既存の作品のパッチワークって感じがしました。クセのあるキャストを揃えることができたんだから、もう一捻りあっても良かったんじゃないかなと思ったり思わなかったり。
高橋一生の醸し出す空気
ただただ、高橋一生さん見たさに見に行きました。
CMでもバンバン予告流れてて、何かしらの謎があるミステリアスな役なんだろうと中盤まで大体は予測できましたが、後半になって、ひろしま??みたいな感じになり、まさかの事件…というか悲しい事故で…みたいなところは驚きました。
最初はぼやーっとしていたきっちゃん(高橋一生)も、だんだん輪郭が見えてきたなぁと感じ、あの時の表情にはそんな思いがあったんだなぁと、表情筋一つで機微を表現しておられて、ますます高橋一生さんの芝居が好きになりました。
あと、思いのほか、DAIGOのモッサイ感じとか映画の雰囲気に溶けてて、割と見れた。
もう少し、きっちゃんの心の描写を知りたかったけど、あくまでも長澤まさみさん演じるゆかり目線の展開だから、もしBDとかの特典で、きっちゃん視点のストーリーも見て見たいなーと感じました。
映像と照明のリアルな色味がが体温を感じました。
あとあと、鋼太郎さん。言うことなし。バツイチ探偵、小五郎よりイイ味出てました。
ずっしりとした重み
2018-5
久々に邦画で、配役バッチリって思えた。
というのも、邦画って主役でさえ演じてる感丸出しなこと多々あって、映画自体はおもしろいのに残念だなぁと思っちゃうことないですか?
これはなかったです。みんな上手い。
数年前、コナンくんで😨だったDAIGOもよかった。
吉田鋼太郎さんは抜群です。やりすぎくらいがちょーどいい。
長澤まさみ演じる主人公は、謝ることが出来なかったり、嫌なことあるとモロ顔に出てしまう人。
だからこそきっちゃんは好きになったのかもしれない。
自分に素直で、もがいて生きてる。
前半はサスペンス、だけど終わってみるとラブストーリーだった。
丹念に作り上げたのが感じられるだけに、たまに気になる点が残念。
コート着る季節なのに裸足はないやろ、とか、
田舎を歩き回るのにあの靴チョイスせんやろ、とか、
家の中ホコリまったくない、とか。
そこがマイナス。
でも見て損はないと思います。
印象を選ぶやつ、「しんみり」を足してくれんかな(笑)
長澤まさみ劇場でした。 普通に結構面白かったけど、主人公の性格が悪...
ありがちだけど感動
ヒロインは自己主張が強くなかなか謝れない人物で、酒に弱い。そんな彼女でも、共通点を多く感じたからこそ桔平は好きになったのでしょう…ストーリーラインはかなり既視感があるものの、純粋に感動した。ついていた嘘は大きかったが、愛だけは真実だったんだと心の底から感じることができる。愛を守りたいが故に嘘を貫くしかなかったのではないか。黒木瞳さんがもう少しキーポイントを握るキャラクターでも良かったのかなとは思いますが、配役も良かったし、伏線の回収も分かりやすかったので良かったです!
一方気になったところは、最後のヒロインの浮気の話の必要性(性格に難があるというだけで、十分な設定だったのでは…涙が引いてしまった)。また、仕方がないのかもしれないが車のシーンが多すぎて中弛みが目立ったし、この作品“らしさ”といえるオリジナリティが見つからなかった点。
全体的には本当に感動できて良かったですが!女性には特におすすめですね。
映画に成りきれていない
ありきたりではありますが、プロットは良かったと思います。巧い監督さんが撮っていれば高評価できたかも知れませんが、残念ながら本作は映画として成立していないように感じました。
この手の作品はミステリー要素でストーリーを牽引しつつ、間に挿入されるエピソードで登場人物の心のひだをすくい取り、観客にしっかりと感情移入させることで最後の感動へとつながるのですが、本作はとにかく話の展開が荒いです。謎の提示→その顛末を描く→次のヒントが出る→その顛末を描く・・という段取りを消化するのに手一杯な印象です。監督さんの本業がCMディレクターのためか、あまりにも演出・キャストへの芝居の付け方が分かりやす過ぎるのもマイナス。例えば主人公を出し抜いて次の企画を任された同僚の女性が、主人公と目があった時の見え透いたドヤ顔の演技など、そんな分かり易い芝居はCMかTVでやるもので、映画でやるのはやめて~と思いました。とにかく登場人物が皆、人間としての感情の階層が浅いです。台詞も、お芝居も、もの凄く表層的。それは映画的なドラマ作り・芝居とは真逆のベクトルかなと。
また、お話の展開上夕陽のシーンが多いのですが、びっくりするくらい絵的に映えるシーンが無かったですね。夕陽が綺麗に撮れる日まで撮影を順延する予算が無かったのか、役者のスケジュールを押えられなかったのか、とにかくやけに眠たい絵が多く、せっかくのロケなのに勿体ないなと。そしてメインキャスト以外の役者の演技が微妙。「名もない現地の人々」を訪ねて回る作品なので、旅先で出会う人々も重要です。もうちょっとケチらずにいい役者を使って欲しかったです。色々と製作事情が垣間見えるチープな作りで、一番いい仕事をされたのが予告編作った人・・という感じの映画でした。
若い躍動に今後も期待。
女優長澤まさみを初めてスクリーンで観た作品は
やや記憶が曖昧だが「涙そうそう」だったように
記憶している。あの時から比べると素晴らしく美しい女優さんになったように思う。生き残り演り続けれる女優さんはやはりすごいと思う。中江和仁監督の作品は初めて観る。撮影の方の作品も何作は観てる気はするが記憶が薄い。脚本・撮影・編集・音楽その他
衣装や小道具・大道具・照明と本当に映画は素晴らしく凄いと思う。昔に比べたら時間や費用がかかってない作品も多いかもしれないが、それはそれ、これはこれと私は思い楽しむようにしている。商業映画と言われる作品がほとんどだが、私はそれもそれで良いと思っている。地方田舎は若い人も減り空洞化が進みに進んでいる気がするなかで映画の撮影隊が来るとなると
寂れた静かな街も多少は盛り上がるのではないだろうか?女優長澤まさみは長澤まさみの顔身体全てにおいて人を惹きつけ引っ張っていける数少ない女優さんだと私は思い長澤まさみさんを見続けてる。
今後も長澤まさみさんには注文したい。
願わくば最近流行りの何故か軽さを感じる結婚は
避けて欲しいと願わんばかりである。
繊細な恋愛小説
サスペンスでなく、ラブ・ストーリー…❓
予告を観る限りでは、高橋一生の過去を巡ってのミステリー・サスペンスかと思っていましたが、最後は、ホロリとさせるラブ・ストーリーに仕上がっていました。
チョット、期待していた落とし所とは違っていたり、セットの違和感があったりしましたが、それなりには楽しめた作品でした。
長澤まさみの濃さと高橋一生の薄さは、本来のそれぞれのキャラをそのまま演じており、とても自然体で、役になりきっていたと思いました。
そこに吉田鋼太郎の渋さが間に加わって、少ない出演者でしたが、メリハリのあるキャスティングだったと思います。
知らなければ、知らなくてもいいもの…。
知らなければ、幸せだったもの…。
世の中には、そうした人の業や秘密って、実際たくさんあるんですよね。
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