嘘を愛する女のレビュー・感想・評価
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一緒に過ごした時間は本当
タイトルや予告編からの印象とは全く違った。
人は一見するとわからないけれどいろいろなものを抱えて生きている。多かれ少なかれ。
長澤まさみって
素のままなの?演じているの?みたいなところがたまらない。
高橋一生は
こういう少しだけの登場って役がとてもはまる。スパイスみたいでドキドキしてしまう。
今一歩という深みが感じられなかったけれど、見終わったら何だかほんのりと温かい。
つらい出来事は胸に秘めていないで誰かに聞いてもらってもいいんだよね。
途中はいつのまにかロードムービー風に。
誘われて美しい瀬戸内を訪ねてみようかな。
ほんとは仕事できない?
自分が好きになった人が身分を偽っていたら?
このプロットで全編を押していく佳作である。
瑕瑾はいっぱいある。由加利(長澤まさみ)の自己中ぶりには辟易するとか、ストーカーまがいの心葉(こんな漢字書くんや)(川栄李奈)はいらないキャラクターだとか。
由加利の成長も描くという意図があったのなら、まあありなのかと納得すると、終盤の病室での長回しのシーンは、長澤まさみも力が入っていただろうし、中江和仁監督も勝負どころだったと思うし、うまくいっていたと思う。
オリジナル脚本というのが好感度が高い。
桔平(高橋一生)の過去を探るのがメインになっているのだが、ひとつ気になる点がある。
由加利と海原(吉田鋼太郎)が造船所で働くトシにたどり着くのは綿密に描いているのでそれはOK。だが、桔平の行方を探していた広島の警察がトシにたどり着くのは納得がいかない。あの造船所はどこにあった? 由加利たちは広島の話を聞いてから橋(瀬戸大橋?)を渡っていなかったか。
犯罪者でもない桔平を探すのに、なんの情報も得られていない四国の造船所にわざわざ担当の警察が来るだろうか。地元に照会して終わりではないか。
いろいろ考えられるが、どれもしっくりこないので、少しご都合主義かな、と。
これも終盤の長回しで水に流そう。
一度止まって気が付く、愛する気持ち
私、おっさんですが恋愛経験豊富とは言えません。ですが、恋愛について語っちゃいます。
長澤まさみさんと高橋一生さん、少し前に映画館でやっていた宇宙飛行士のCMの雰囲気が良かったので、二人が共演の本作を楽しみにしてました。
ですが、終わってから気付くと二人の直接的な絡みは少な目でした。
しかし、そんな事が気にならないくらい、のめり込んで鑑賞できました。
パートナーと過ごす日常の中で、愛情や想いがぼやけてきてしまう。そんな時、それを失いかけたり、愛が一時停止した事で、自分の愛情や想いの深さに気付く場合がある。
よくある話ですが、この作品はそれをミステリアスな設定にしつつも、しっかり見せてくれたと思います。
長澤さん演じる川原由加利、小出の正体を探る旅の過程で、 彼女の中の彼への想いや愛情に気付きます。
そして、それに気付く事で人間的にも少し変わります。
謝らない彼女が、吉田さん演じる探偵に頭を下げるシーンは象徴的ですね。
一方、高橋さんの演じた小出、彼はパートナーへの想いが完全に止まってしまう出来事を経験していました。
そんな彼が、かつての自分の様に仕事に明け暮れる由加利と出会い、新しい愛が動き始めます。
そして、苦悩する彼の秘めた想いが、自分と同じ方に向いていたと由加利が分かるストーリーの流れは良かったと思います。
次にブランコに乗る時には、二人は同じ方を向いて乗ると思えます。
素敵な作品だったと思います。
クレーン撮影
予備知識なく、ただ新人監督の作品とのことで余り期待しなかったのですが、楽しめました。出だしから、てらいもなく肩ひじ張ることなく固定カメラで抑え気味な語りに却って引き込まれました。
レヴューを見ますと余り評判は芳しくないみたいなのが意外です。
最後桜の季節、病室から窓外を眺める長澤まさみの顔にそよがれた白いカーテンが揺らめく一瞬、時が止まりかけ高橋一生の目覚めへと流れるシーンは、やはり震えを覚えました。
面白かったのはもう1つ。小説の中に出てくる灯台をとうとう見つけ出すシーン、車が灯台を目指し突き進むそのシーンが今までの固定カメラから勇躍クレーン撮影にと展開していくところも胸打たれました。次回作期待したいです。
死ぬほど働いちゃダメ
原作を読まずに映画を見てみた。先が読めない分楽しめたが、結局は妻が夫の愛を確認する旅だった訳だ。長澤まさみは女優としての魅力には欠けるが周りの助演陣が素晴らしかった、特にDAIGOがなかなか良かった、このまま俳優業に転向してもいいのでは。途中からロードムービーになっていったが大した謎解きもなく、ただのラブストーリーだったが、出来としてはまあまあ良かったのではないだろうか、平日にも関わらず客の入りも良かった。物語の中で「死ぬほど働いたことないわけ」という台詞があったが、結局それが夫を不幸にしたのであって、働き方改革が叫ばれている中タイムリーな作品じゃないかな。
惜しい
マジンガーZミニ
切ない、
レイトショーで観てきました。
んー、予告で観た時に想像してたのとは少しちがったけど、全体としては面白かった。
意外と早い段階で、彼の素性が全て嘘だと分かり、そこから彼の過去を調べる…って内容だけど、もう少し長澤まさみと高橋一生2人の生活を見たかったかなぁ。
5年も一緒にいたのに、2人がすごい薄い関係に思えたから、過去を追っていく長澤まさみにあまり共感ができず、なかなか彼の真実も分からず、途中で少し飽きてしまった…。
真実がわかった時はすごい切ない気持ちになったし、高橋一生の気持ちを考えると、嘘をつくしかなかったのかもなぁ…とか思ったり。
全体を通しては、好きな内容の映画ではあったけど、彼が倒れるまでの2人の生活や、彼が目を覚ましてからの2人の生活をもう少し観たかったかも。
とりあえず、高橋一生はかっこよかった。
TVスペシャルのような薄い内容!!
TVのスペシャルドラマのような薄い内容で、予告編の印象以上のものはありませんでした。ポエム聖地巡礼や脇役の探偵の取って付けたような家族エピソード等で時間を水増ししており、テンポも悪くてとにかく怠かったです。著名なキャリアウーマンが全てを投げうつ動機が弱く、実際に台湾で仕事中に交際中の高岡蒼佑(※すみません岡沢高宏の誤りでした)から金の無心が来て、本気で悩んでスタッフに相談したという長澤まさみそのものじゃないか、長澤まさみなら仕方ないなと思ってしまいました。男はヒモなのに女のおだて方が下手で共感できず、これで何故愛されるのか理解できませんでした。マスコミの高橋一生謎プッシュの一環でした。吉田鋼太郎は一応面白い事を言う担当でしたが笑えないし、恋人たち2人の話にも拘らず吉田の顔が映り過ぎて不快でした。やっと正体が分かってから終盤もなかなか終わらず、公開前日に小室哲哉引退のニュースが出た事もあって、くも膜下出血の下りと長澤の安い演技は寒かったです。これはマジンガー新作の公開月に合わせてマジンガーの玩具を出したりするから、予期しない事で自爆したのだと思います。出会いのないOLが男を拾う話は「植物図鑑」もそうでしたが、女性をワクワクさせるものがあると思います。もうちょっと何とかならなかったのでしょうか。企画大賞なのだから、後半は逆転して女の方がお前こそ誰だよ嘘を愛する女かよと言う展開になるとか何かもっと工夫が欲しかったです。ポスターには「あなたは誰?」とだけありますが、これを女の台詞として観客にミスリードさせ楽しませる絶好のチャンスをまんまと逃した訳です。
タイトルなし(ネタバレ)
高橋一生さん目当てで見ました。
長澤まさみの嫌な女、なかなかハマってて良かったけど、何となく嘘っぽい演技に(長澤まさみさんの持ち味だとも思いますが)それほど長い時間見ていたいとは思えず。それより川栄李奈ちゃんがスクリーンに映る方がワクワクさせられた!
高橋一生さんの繊細な演技が、長澤さんと吉田鋼太郎さんの大げさ演技に説得力をもたせてくれててやっぱり高橋一生さん大好きでした。
お涙ちょうだいシーンが全編ちりばめられてて、あまり趣味では無かったです。
嘘を愛する女
人が嘘をつくとき。人がそれでも愛せるとき。
長澤まさみの良さを改めて実感した。ふつう、きれいな女優さんだと、例えばどれだけドンクサくしてもモテない女を演じても「私はほんとは綺麗なの」感が出てしまうもんだが、彼女は軽々とブスな一面を見せる。その上下のふり幅が映画の質を上げているように思えた。(シーンを上げないので抽象的ですが)
長澤と吉田鋼太郎が実にいい。振り回されっぷりが堂に入っていて、雇い主と探偵というよりは、バディのよう。
まあ、だいたい何で偽名だったのか?そもそも誰なのか?の行き着く先は想像できるが、ラストに向かう頃の頂上への到達感が、自分にはよかった。マジンガーZ、そうくるだろうと思ってても泣けたもの。小説の意味さえもそうだった。何よりも、あの終わり方がいい。あのあとの二人の人生を想像することが、どれほどこちらまで救われる気分になれたことか。
人はいろいろと間違いを起こすし、やり直せないこともある。そんな過去をも受け入れてくれると信頼できる相手と気づいた時の、人の強さを信じたい。
吉田鋼太郎と瀬戸内を愛でる映画
育児中の人にはオススメ出来ない。
高橋一生の出番も少ないので彼目当てに人にもオススメ出来ない。
しまなみ海道と今治、灯台がきれい。
ゴスロリファッションで後ろ回し蹴りする川栄李奈がキュート
直情的で酒に飲まれる嫌なキャリアウーマンを長澤まさみが好演。
黒木瞳と松たか子のエンディング曲は要らない。タイトルもいまいち。
ツタヤの映画だとは知らずに観に行ってしまった。
ミステリーとしてお話は面白かった。1991年の朝日新聞の記事が元ネタらしい。
マジンガーZの超合金が懐かしい
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