「ハリウッドにデスノートが落ちてきた。」Death Note デスノート ratienさんの映画レビュー(感想・評価)
ハリウッドにデスノートが落ちてきた。
「デスノート」のリメークではないですね。全く違う別の「デスノート」の話だと思った方が良いかな。
大した意味もなく、グロい死に方をします。ホラー大好き親父にとっては、うれしい限りで、この部分だけですね。自分的に高評価だったのは。
「デスノート」の醍醐味は、Lとライトの頭脳戦にあると思いますが、本作品にはそれが微塵も感じられない。全てが都合よく展開していくだけ。
2人とも感情あらわな上に、非情に徹してないから、全然知的な闘いに見えない。
特筆すべきはヒロインの存在が新鮮だったんだけど・・・
綺麗な女優さんで、魅力的だし、キラのよき協力者として、ミサミサの位置付けになるのかと思ったら、まぁ、最悪の女だった。小悪魔なんて、可愛らしいもんじゃない、とんでもない嫌な奴。共感も同情も出来たもんじゃない。
リュークもどうしたものか?曲者感がより一層増して、それが面白くなれば良いんだけど、不快にしか感じなかった。CGもリアルな割にチープな雰囲気だった。
このノートに名前を書かれたら死ぬ。
この単純な材料に、味付けして、新たなストーリーを展開させる。スゴく魅力的な材料で、色んな展開が期待できるんだけど、本作は失敗例じゃないかな。
原作の面白味が全く感じられなかった一本です。
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