「バランスよし」沈黙の鎮魂歌 zippo228さんの映画レビュー(感想・評価)
バランスよし
2000年以降のセガールは、劇場公開作がなくなり、低予算のDVD用映画のみとなり、そこで安定したリリースを続けてきましたが、もともと近接格闘とハンドガンでの銃撃戦がメインで、キャラも単調なので、ファンとしては低予算で量産されふ形になって良かったと思っています。
セガールのキャラが活かされた渋いハードボイルドアクションになっていれば文句はありません。またスルーとは言っても、売り上げが良いため、年に1、2本のペースでそれなりに最低限の予算もかけられた作品がリリースされてきました。
しかしスルーになった当初は、セガールが撮影をサボって会社から訴えられたり、ストーリーがつながっていないものもあったりで、質は安定してないものも多くありました。そんな中で本作はとてもよくまとまっています。セガールもやる気が感じられるし、ストーリー、アクションともに小気味良く仕上がっています。
ファンとしては「今回はどれだけセガールがやる気あるか、話がまともか」をいつも気にしています。まともに仕上がってさえいれば文句はありません。
セガール作品のマンネリが耐えられない人とか、セガールに元々興味がない人にとっては楽しめないかもしれません。ミッション・イン・ポッシブルのような超大作ではなく、渋いハードボイルド作品として見ていただきたいです。
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