「告解」修道士は沈黙する Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
告解
ドイツのホテルでG8財務相会議が行われる前日に国際通貨基金理事の誕生パーティーが行われ何故か絵本作家やロックミュージシャンやイタリア人修道士が招かれたところから巻き起こる話。
誕生パーティーの後理事の部屋に呼ばれて修道士が訪れると告解を聞くことに、翌朝ビニール袋を頭に被った理事の死体が発見されるというとんでもない展開。
自殺か他殺か告解の内容にどんな秘密が…という展開かと思ったら、あっさりと死因はわかり、G8の会議での審議内容と票の動向を知っているであろう修道士とメンバー達との駆け引きという流れに。
のらりくらりお手本の様なことを言って明確な答えをかわしたりはぐらかしたり誘導したりで、そこに面白味は確かにあったけど、どうでも良かったり余計だったりな登場人物達のキャラ設定が都合良いし煩わしい。
修道士の言動も痛快さや熱さはなく、面倒臭くしているだけで何もなくても結論に影響はなかった様にも感じてしまった。
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