「人類はダメな奴なんです」歓びのトスカーナ ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
人類はダメな奴なんです
イタリア映画はやっぱり世界で一番カメラが美しいと思います。洋服ひとつ見ても、色彩豊かですよね。トスカーナの風景も美しい。そんな美しいトスカーナが薄れてしまうくらいインパクトのあるベアトリーチェとドナテッロ。ベアトリーチェの様な虚言癖やギャンブル狂的な人間が回りにいたら嫌ですが、それも人間なんですよね。個人ではどうすることもできない場合がある。そもそも性格も遺伝や生まれ持ったものだとしたら、努力や自己責任という言葉にも意味がない。本当イタリア映画ってこういう包容力のある作品を描くのがうまいと思う。人類は“ダメな奴”だからという前提で生きてるからいろいろと寛容ですよね。
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talismanさんのコメント
2024年10月22日
ミカさん、そうなんです、イタリア映画見ると、努力~!とか日本でよくある道徳的なこと気にしなくていいのが救いになります。食事もお喋りも楽しく(楽しそうで)、色彩感覚は天性で・・・。かといってイタリア人になりたい訳じゃない。でも日本人であるよりいいかなとおもったりする。でもイタリア人も自殺する人いる。
なんだか変なコメントすみません!