EUREKA 交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューションのレビュー・感想・評価
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相変わらず視聴者置いてけぼり
エウレカもこれで最後だし義理と人情で0.5加算しといた。
エウレカシリーズはどれを見ても置いてかれる気分になるな。今回もいきなり10年後、ブルーアースにグリーンアースと二つの世界がごちゃ混ぜで始まるとかもう…
逆にエウレカを知らない人が見てもある意味置いてけぼりだから初見の人も良いかも知れない。
何度も見直してそうだったのかと理解するのも金の無駄の様な感じだし。
個人的に良かった所はオバチャン…失礼、大人の女性に成長したエウレカとアネモネが見れた所だろうか。
後は家族とは何かと言うのもテーマの一つてして見ると出来はいいと思う。今回の主人公アイリスとエウレカとの関係性も良い感じだ。
戦闘シーンもなかなかなもの。
悪い所は相変わらず置いてけぼりを食らう事、
ストーリーにも設定にもついて行けなかった。
年寄りだからキツイのか、細けえ事は良いんだよ、って割り切りが必要なのか。最後はこんな終わり方で良かったの?と思わなくもない。
ストーリー以外の楽しみ方としては映像の看板やCMなどに実在の協賛企業のロゴとか色々散見される(バンダイナムコとか)。タイバニ見たいな感じか?それをどこまで見つけられるか探してみるのも一興かもね。
願わくば今回の主人公アイリスでの続編とかはやめてほしい。これで終了、完結という事で。
結局難しかった(ニワカの感想)
アニメ映画を鑑賞する趣味を持ってから恐らく初めての経験、鑑賞中に体調不良を起こしました。勿論決してこの作品が原因ではなく、単なる食あたり(後に分析の結果)です。そのため集中を欠いてしまい再鑑賞するかどうか迷っています。本来なら迷わないのですが、知らんがな的な話ですのでココはスルーしてください。
ただ、迷う原因は作品の〝出来〟にあります。このシリーズの今作はまたしても賛否真っ二つに分けそうです。自分は否定側に該当、簡単に言えば「これ(作品としての)エウレカ?」と言うのが率直な感想です。場面の既視感もさる事ながらエウレカコンテンツである必要性があまり感じられない内容でした。
まず、この作品はハイエボ1やANEMONEとの〝筋〟の連結は殆どないと思って正解でしょうか?
10年後の世界が舞台の様で、冒頭の激しいドンパチ戦闘、そしてかつての自分と同類の女の子アイリスを連れての逃避行、気合の入った富野風ロボバトル動画を展開する部分は見せ場の一つなのでしょう。
ただその後の内容は強引な抑揚が演出的にねじ込んである、少々クドさのある押し付けがましい観せ方で、ソコまで塗りつぶす必要性は疑問でした。しかも欧州を横断する規模的にこじんまりとした舞台で、ブキッチョなエウレカの性格?を反映した?のか、ご都合展開や、掛け合い・シーンの不自然さもチラホラ(例:砂浜に落ちてる小さな物体を拾い上げる時、あの手の動きは不自然)。
これまで同様何も説明されない(鑑賞者はエウレカファンに限る前提)ので一見さんには相当手厳しく、自分も Fate/GO 以上に最終的には置いてけを喰らいました。サスガにホームページなどで予習しとくべきだったと反省しています(但し鑑賞者に反省を促す内容になるのは如何なものかと…)。特にガールズユニットが出てくる辺りは‥‥
結果的に、自分が見たかったエウレカ(キャラとしても)ではなく、また成長後であってもこれまでのキャラの魅力がにじみ出てるかと思えばそうでもなさげ。やはり全体的に色が薄くどうでもいい印象を与えてしまってます。
あれ?そう言えばレントンは?と思ってたら最後にチラッとイイトコだけ持って行きました。
そんな訳で、ハイエボ1・ANEMONEと鑑賞してきて本作もまた、鑑賞後の印象薄が否めない結果となりました。もし自宅の近所で再上映の機会があればレイトで再鑑賞しても良いかな?くらい‥‥
たかが石ころ一つ!!!ニルヴァーシュで押し返してやる!!!
CR シン・エウレカセブンEVOL 逆襲のデューイ
エウレカ「ニルヴァーシュは伊達じゃない!!」
デューイ「馬鹿な真似はやめろ!!!」
ホランド「月光号でアクシズを押し返すんだよぉ!!」
デューイが親指を立てながら溶鉱炉に沈んでいくシーンは涙なしでは見られませんでした
5%冗談ですが最後にしては締まりが悪かったですかね AOと虹ポケは復習する必要あり
完結編とは言ってますが完結してるのかどうかほんとうに怪しい作品です ANEMONEで期待してた割にはそこそこ残念 途中まではよかったはよかったです
ボーイミーツガールじゃないエウレカセブン
エウレカセブンシリーズはテレビシリーズとハイエボ1、2のみ鑑賞しております。
ハイエボシリーズ最終作である今作は、ウルヴァリンシリーズのLOGANに強く影響を受けているであろう作品です。
なので、甘酸っぱい青春を描いたテレビシリーズとはかなり異なります。これを受け入れられるか出来ないかで今作の評価はかなり変わると思われます。
自分もボーイミーツガールを期待して見に行ったため、1回目鑑賞時はあまり良い印象を受けませんでした。ですがこのことを踏まえてから見にいくとかなり印象が変わりました。
内容としても、わずかに違和感がある展開はあるにしろ面白く、ハイエボシリーズのエウレカ達の最後を知ることが出来たことができ、とあるキャラが生き残っていたり個人的には満足する出来でした。
アイリスが強くて可愛い
仮想世界の人々が地球上に姿を現してから10年。仮想世界の人類は「グリーンアース」、旧来の地球人類は「ブルーアース」を名乗り、水面下で衝突を繰り返していた。グリーンアース軍は大規模なテロ計画に乗り出し、エウレカはA.C.I.D.の戦闘員となっていた。ある日スカブコーラルを操る能力を持つ少女アイリスを保護するよう命じられた。さてどうなる、という話。
前作を観てなくてもなんとかついていける。
エウレカは色っぽいし、アイリスはつよかわだった。
見たかったものはこれじゃないけどこれはこれで全然ありだしなんなら好き
表面的なところで言えば
ロボ作画はすっかり珍しくなったフル手書きで素晴らしい
ガンダム、アクエリオン等の他のロボアニメ感はどうみてもわざとやってんだからパクりだ言うのは無粋
キャラの作画は良いところと酷いところが極端で残念
じゃあANEMONEのラストのレントンはなんだったんだとかそこでダイジェストはどうなのよとかストーリーに言いたいことはあるけれど大筋は好き
ループをやめて成長してやさぐれて強くなっても無理してて最後の最後にレントンにあいたかった感情が溢れてしまうエウレカとかたしかに大好物
と良いところも悪いところもたくさんある
こっからはEUREKAというかハイエボシリーズの感想になってしまうが
今まで見てきたエウレカセブンシリーズはループの中で生み出された一部
ハイエボ1はループさせている側の視点
ANEMONEはループの外側の出来事
EUREKAはループが終わった世界
とアニメではすっかりありきたりになったループものを新たな視点で描く構成はお見事
TVシリーズはレントンが主役のボーイ・ミーツ・ガール
ハイエボシリーズはエウレカが主役のガール・ミーツ・ボーイ・アゲイン
ミーツ〜アゲインなのかリユニオンなのかリゲインなのか知らんけど
レントンを失いFLOWのDAYSの歌詞そのものになってしまったエウレカがレントンと再会するまでの物語がハイエボシリーズなのならばレントンとエウレカが一緒にいれるのはラストシーンだけでいいのはわかる
でも私はレントンとエウレカがお互いの距離に悩んだりしながら一緒にいるTVシリーズが好きだったんよと自分の中でも賛否の感情のせめぎあい
最後に3部作とも主題歌が素晴らしいですね
主題歌が良いのはさすがエウレカセブン
そんな主題歌で評価1段階上がっている気がしないわけでもないが曲込みの雰囲気で押し切られるのもエウレカセブンだと思うの
賛否両論やとは思うけど
エウレカ作品は全て観ました
自分はめちゃくちゃ良かったと思います❗️
何回か泣いたし
エンドロールの最後がやばかった
劇場出た後も泣いてもうたもんな
今までのエウレカを期待してた人にはあんまりやったかなと思うけど
ビジュアル見た時からそこは期待してなかったし
これで最後はなんか悲しいな
ホランド…
これはこれでアリかなと
このサイトでの評価は低めですが、ある程度やむを得ないのかも知れません。
TVシリーズの終了は2006年で、その11年後にハイエヴォリューションシリーズが始まり最後のEUREKAまで4年掛かっている訳ですから、見続けているファンは作品への強い思い入れがある方が多いのではと思います。
TVシリーズの再構成版の様であったハイエヴォリューション1はともかく、ANEMONE, EUREKAと続くストーリーの流れに対して、ある種の「これじゃない感」を感じるのも仕方が無いのかも。
TVシリーズも見ていますが、ハイエヴォリューション三部作については、TVシリーズの設定を借りている、全く別の新しい物語として楽しめました。
説明不足・描写不足であり、作品への愛も感じられない。
まだ劇場で一度鑑賞しただけなので見直してみたら変わるかもしれないが、とにかく説明不足・描写不足というのが最初に来る感想だ。
前作アネモネでエウレカはレントンを救うために数多の仮想世界を作り出してきた。そして今作の冒頭ではエウレカの作り出した仮想世界の住人や街が現実世界に移動して来たことが描かれている。
そして現実世界ではいわゆる移民排斥運動が起こる一方で、融和も進み2つの政府は(それぞれの腹の中はともかく)合同の公共事業も行われる程度には友好的な関係のようだ。
この2つの世界間で思惑や目指すゴールの違いがあるのかと思いきや、特にそういった説明や描写はない。ホランドやタルホ、グレッグ博士らは仮想世界側のようだが、今作の黒幕であるデューイがどういう立場なのかわからない。
デューイは仮想世界出身で仮想世界側を裏切るが、それなら現実世界側の合体ロボとかはなんのために居たのか?
次に気になったところはエウレカとアイリスのロードムービーだ。アイリスを狙うデューイから逃れるうちに二人に親子愛、家族愛が芽生えるという設定だが、わがままな子供を育てることで人の愛情を理解するみたいな話はTV版でもうやっているはずだ。それがあったからこそレントンを愛せたはずなのに、話の都合でエウレカが酒と筋トレしか無い堅物ゴリラに描写されていて違和感があった。
クライマックスは地球に落下する巨大宇宙船を人々の力で押し返すア○シズ落としのシーンだが、これまで目立った対立のなかった2つの勢力がいつの間にか手を取り合って落下阻止のために自爆特攻を仕掛けていく。
最初に書いたが今回は地球を壊そうとするデューイ達vsそれ以外という構造になっているため、対立した人々が手を取り合うと言っても元々そうじゃんという感想になる。もっと移民排斥運動等を描写し2つの世界間の対立を写していれば(どこかで聞いた陳腐な筋書きなのはともかく)形にはなっていたはずだ。
現実世界側の合体ロボを操る少女たちはろくに名前も紹介されないまま、最後の仕事をしますか、みたいなことを言って特攻していく。
ホランドは作中での立場(おそらく仮想世界側の正規の軍人であり、ゲッコーステイトは作っていない)がいまいちわからないままポッと出てきて、新月光号(という名のただのツンツンした飛行機)に乗り、ムーンドギー・ギジェットとともに身重のタルホを家に残したまま死亡フラグビンビンで出撃する。
新月光号には一通りのメンバーがいるかと思いきや、上記の3人のみでマシュー、ハップなど魅力的な面々は居ない。セリフがないとかではなく他の乗組員もモブにすり替わっている。
他の過去キャラは10歳ほど年をとっているのになぜか青臭いホランドは特に逡巡するでもなく自爆特攻する。ちなみにクライマックスでは一切LFOには乗らない。
ラストでは謎パワー(アイリスの力で夢が実現した?)でレントンとエウレカが再開して巨大宇宙船を消し、二人は幸せなキスをして終了。
見ている時は封印されたニルヴァーシュを開放すると一緒にレントンが出るんだろうな、そっから力を合わせてラスボスを倒して大団円かな、と予想しながら見ていた。前作アネモネではラストで一瞬だけ出たのみだったので、主人公だし今作こそはと思っていたものの今回もほぼ出番なし。再開できたことだけは2人にとってよかったと思うがもっと活躍させてほしかった。
説明的なセリフを避けること自体はいけないことではないが、そのためには映像で描写し、必要な情報がわかるようにすべきだと思う。
描写不足に関しては尺の問題もあったのかもしれないが、それならほぼ使いまわしだった1作目を端折るべきだったと思う。
TV版は忘れて別物としてみるべきという意見が前作アネモネから見受けられるが、それならば何故エウレカセブンの名前やキャラクターを使ったのか?
別物としてみても破綻しているところは多く、エンタメとしても盛り上がりに欠ける展開だったと言わざるを得ない。
ハイエボ3部作は全体的に使いまわしや練っていない脚本、魅力のないメカデザインなど制作陣のやる気の無さを感じてしまう出来だった。エウレカシリーズはTV版1期以外はどの作品も不評が多いがそれでも作られ続けてきたのはパチンコマネーのおかげだろう。パチンコのために駄作が作られ思い出が汚されていくことがこれで終わってくれるのであれば、ファンとしては良かったのかもしれない。
これで本当のお別れ(パンフレット買うべし)
テレビアニメ版、ポケットが虹でいっぱい、ゲーム、AO、ハイエボ1.2の内容のすべてを、この「エウレカ」が完結してくれたと思います。今まで見えなかった部分がたくさん紐解かれ、登場人物の想いを深く知ることのできる内容になっていました。
ハイエボ1.2の世間の評価は厳しく、今回の「エウレカ」もかなり厳しい評価をしている人がいますが、あまりレビューを気にせず、是非観て欲しいです。
厳しい評価をしている人は、過去作含めそこまでじっくり見てきていないんだろうな。という印象です。たしかにサラッと見てきた人とっては意味不明な映画になると思いました。
また、私はパンフレットを買わせていただいたのですが、パンフレットの内容でさらに理解が深まりました。映画でやんわり解釈していたところが明確になります。
エウレカ愛がある方はパンフレットも買った方がいいと思います。
全てがつながって…
舞台挨拶付の会を鑑賞しました。
レントンを失い、アネモネに失意の連鎖から救い出され、贖罪の10年を過ごしてきたエウレカの痛み・つらさはお風呂のシーンで視覚的にも伝わってきました。アイリスの共感が優しい…。ありがとう。
舞台挨拶で、監督の考えや、キャラクターとともに16年の歳月を重ねてきた声優のみなさんの作品やキャラへの思いを鑑賞直後のタイミングで聞けたのは幸せなことでした。
全ての作品がつながって、キャラクターたちの色んな可能性・成長をみることができたこの作品はとても幸せな結末を迎えられたと思いました。
※エンディングのラップだけは異物感あり。不協和音に感じ星△1。
良かった
悪い点はほかのコメントで皆さんが挙げていることと共通する部分が多いので書きません。
良い点は、エウレカシリーズの中でまだ救いがある方の終わり方だったことです。
アニメ原作の本来の考えていた終わりであるニュー・オーダー。旧劇場版に至っては一緒には過ごすものの記憶喪失とかいう残酷な仕打ち。
今回は一度終わった少女の力を、大切なものを守るためにもう一度使いたいと強く願う。
今までは、その願いによって、レントンとは離れ離れになっている運命にあったが
今回は違う。レントンは死んでも尚、別世界線から自分をスカブ(ニルバーシュ)と一つになり(僕は最後理解が追い付かなかったので、そう思うようにしました)として、エウレカを守るためにこの世界に来た。
そしてエウレカの意識に応え、スカブとしてエウレカの想いに応えた。
その結果エウレカの力が復活。
この時最後の力を使用したためか、スカブコーラルのなかには戻って行ったのでしょう。
戻りゆくエウレカに、スカブの中(精神世界?)
で強く抱き締めるレントン。
彼女がいくら世界の敵になっても
そばに居続けれるのは彼だけ。
最愛のレントン永遠にそばにいる(スカブの中での意識として、エウレカと一緒にあり続ける)ことを約束する。
人間の姿ではありませんが、二人がずっと一緒であり続けることができる終わりというのは
テレビ版の終わりを彷彿させて、いいではありませんか。
バックに流れるwhen wish upon starが、それを尚紐付けて来て、色んなシーンを頭を巡り、気持ちが溢れてしまいました。流石に泣きました。
テレビのエピソードで、次の世代のためにサクヤ(人形コーラリアン)とノルブが道を切り開くエピソードがあります。
今回のエウレカとレントンは、その二人の面影をうっすらと感じました。
これからこの世界で生きていく、アイリスのために。
…そんな描写があれば、もっとよかったのになあなんて思いました。
ところどころ、テレビ原作などで感じたテーマ(家族愛、子を思う愛情など)を随所に感じれたので
シナリオは完全に別物でしたが、テーマ(世界観)としては、エウレカだな。と感じる点があり、満足でした。
今後、アイリスが主役である物語も見てみたいです。
家族としての愛情を強く受けた彼女であれば、きっとスカブと共存の道を切り開くための重要な存在になれるはずだと思います。
ホランド、デューイの扱いが雑いのはポケ虹見てたんでそこまでダメージはありませんでしたが
そこは、あまり満足できていません。
途中で藤原さんが亡くなられたことで、声優交代してイメージが合わなくなり、大幅プロット変更があったんだと思いたい。
エウレカ+エヴァ+逆シャア+ウルトラマン ???
一本の映画としてみれば戦闘は綺麗だし、同じ境遇の二人が仲良くなっていく様はよかったです。
ただエウレカシリーズの最終作としては不満しかありません。
レントンの登場が遅すぎるし、ドミニク(ポスターはあった)はいないし、
露骨に作画レベルが落ちてるシーンもある。
戦闘もあんまりロボ対ロボのシーンがなく、
目立ってたのは東方不敗や英霊なみに強化されたデューイ。
そのデューイも残機を雑に消費してる。
それだったら残機少なくして戦闘シーンと同じ数にしたらよかったのに。
あとタイトル通りいろんな作品のオマージュが多すぎて集中がとぎれる。
ファンとしては残念な映画です。
エウレカとは……
TVアニメから始まりゲーム、映画、漫画など様々な話が生まれたこのエウレカセブンは前作のANEMONEでレントンを失って暴走したエウレカがレントンが生きてる時間軸を作るために別宇宙の地球が巻き込まれ、エウレカがこちら側の世界に実体として現れ、そして向こう側の人間たちも現れてしまった世界
元々いた人間たちをブルーアース、エウレカ達がいた世界をグリーンアースと呼ぶようになり数年が経過、スカブコーラルを生み出してしまっていた力を失ったエウレカに新しいスカブの子、アイリスとの出会いにより世界は再び大きく動いてしまう。
こう、あらすじを自分なりに打ってみても今作だけで纏めようと思うと実に複雑化してしまったなと思いました。
話的には兵器として育てられた過去を持つエウレカと人間の両親に拾われ愛情を持って育てられた新たなエウレカことアイリス、この二人の成長は見ていて良かったのですが………
果たしてコレはエウレカのファンが見たかったのか?と疑問が浮かぶ終わりだったなと思ってしまう内容でした。
二作目と今作は繋がりがあるしいいのですが一作目がいるのか?と謎に思えて仕方なくなってしまいました。
二作目でレントンが待っててと意味深に現れたのに今作では本当に最後の最後に助けたのかなんなのかの現れ方には少し腑に落ちない所がありました。
そして、また、テレビ版のように♡が現れる現象、そこで少しシラけた所もありました。
自分的にはPS2のゲーム版の主人公のサムナがちょい役(速攻で殺される)が出たり、デューイの映画版ポケットの中は虹でいっぱいの花の話など過去作を見ているリアル世代には来るポイントもありますが知らないと無理だろと思えて難しいなと……
デューイ役の辻谷耕史さん、ホランド役の藤原啓治さんといった方々がお亡くなりになりそれぞれを山寺宏一さんに森川智之さんとなりましたがエウレカセブンには印象の強いキャラ二人だっただけにとても残念で改めてご冥福をお祈りしたいと思いました。
ハイエボ4アイリスを作るのかな【鑑賞3回目】
【3回目の感想】
とある方のYouTubeで、ラストシーンは、レントンとエウレカの結婚式と言う見立があり、その気持ちで鑑賞したところ、すっと落ちました。二人の指にパンフに描かれている指輪もあったのと、最後の永遠の愛の誓いを鑑みると、その方の見立通り結婚式なんでしょうね。どの映像作品も結局、二人で一緒にはいるものの、二人は幸せなのかと言う部分が曖昧でしたが、今回は、はっきりと二人は幸せだったし、これからは、ずっと一緒と言うのをハッキリさせた感じがします。
エウレカの心情を歌ったエンディングもレントンとエウレカの物語の最後としては良い味を出していると思います(変態紳士と言うのがあれですが。)。
あと、レントンの名を呼びそうになったシーンを二度見落としていたのに気が付きました。アイリスとのお風呂のシーンの直前、エウレカが一瞬回想に浸った時、レントンと叫びかけたところをアイリスが入ってきて止めた。エウレカと言う作品を見直してレントンとエウレカの関係性を改めて鑑みると、エウレカが一人の人間として、ずっと苦しんでいて、心の支えであるレントンに助けを求めたいという心情を描いた良いシーンだと感じました。
あとホランドの特攻は、裏話を聞けば演出は理解できます。新しいエウレカであるアイリスと、ホランドの息子が出会うと言う最後をエンドロール後に描くための伏線で、エウレカとレントンとの出会いを再現するためとのことで、アドロックと同じように死んでいなければ成立しないギミックなので、そうしたようですが、結局それを描かず、次世代のクリエイターに任せるとのことなので、何のために死なせたよと、この点だけはやはり、どうなの?と言う感じがしました。
京田監督の構想があり脚本まで作ってある中、次世代にと言われても、ホランドを死なせた以上は、京田監督の脚本の呪縛からは逃れることは出来ないので、次世代に受け継ぐのであれば、アイリスとトーマスが出会うくらいの漠然としたイメージだけ残して、ホランドの部分は見直して欲しかった。
ただ、作画が乱れまくっているので予算がなくてエンドロール後を描けなかったのだとすれば、ここまで引っ張ったパチスロマネーでSammyが支援すべきだったのではとも思います。
とりあえず、レントンとエウレカを軸にしたエウレカセブンは終息し、アイリスとトーマスを軸にしたエウレカセブンが出来そうな気配がプンプンします(Sammyが作らせたいのか)。
そういう部分も含めて『幸せだった』の過去形とし、これ以上Sammyにぐちゃぐちゃにされないようにレントンとエウレカの話を閉じたのかなと前向きに捉えようかと思います(アイリスとトーマスの話では、しっかりとどこかにいると言う形では表現して欲しいですが)。
【2回目の感想】
TV版の最終回、ニューオーダー2つのバージョン、虹ポケとコメンタリー、アネモネを見返し、マンガ版、マンガ版ニューオーダーを観て、パンフ読み、一回目で貰ったYouTubeを聞き、復習してから観たら、すっと落ちました。
うん、良い作品です。
ホランドの特攻やレントンの出番の少なさは、やはり、受け入れがたい所は有りましたが、理由は分からなくはないので、まぁ、仕方なし。
二回目で気が付いたのは、アネモネの右手薬指の指輪。ガリバーとドミニクも、アネモネのラストで受肉しているので、どうなった?と思ってましたが、直接的な表現ではないですが、こちらの二人も、しっかりくっついているのが伺えて良かったです。
レントンとエウレカも勝ち逃げみたいに、ずっと一緒なのでTV版に一番近い終わりかたかなとも。
チャンスがあれば、もう一回みたいですね。
ただ、不人気みたいで、上映回数が激減。
レイトショーか朝一が多いので少し難しいかな。
【1回目の感想】
作品としては悪くはないと思います。ただ、前作アネモネでレントンの登場を示唆しながら、引っ張るだけ引っ張って出したのが最後の数分。しかも、精神体みたいな。レントンとエウレカの一緒にいるところを観たいと思った方々は本当に残念な想いをした人が多いのではないでしょうか。
あとホランド特攻させる必要ありました?
『助けてドラえもん』的にレントンの名を叫んで、アクシズショックのパクリで宇宙船の地球落下を止めるならば特攻の必要なんてなかったのでは?新キャラのスパー6も意味もなく特攻。えーえっ???と思いました。
ロードムービー的にエウレカとアイリスの逃避行を描き、エウレカの違う側面など描いていて、こういう感じの映画なんだなと思ってましたが、終盤の特攻劇が、すべてを台無しにしてしまった印象が否めないです。
申し訳ないですが、あのシーンは非常に雑ですし、むしろない方が作品としての深みがあったと思います。何しろ逆襲のシャアを彷彿させるシーンですし、エウレカのオリジナル性を台無しにしてしまってる。
レントンを徹底的に排除して違いを産み出そうとしたのかもしれませんが、それがかえって何だか良く分からないラストに繋がった感は否めず、こんな作品でエウレカを締め括って良いの?と思いました。
願わくば、もう一度原点に立ち返った進化した作品を観てみたいです。違いを出すことを意識しすぎたゆえの結果だと思います。
ちなみに、ハイエボ1、ハイエボ2アネモネは、そう来たかと言う感じで良い作品だと思うので、ハイエボ3エウレカの期待値が高かった故に、これは残念と言うのが正直なところです。
考えるより感じろ
前半、ロードムービー的にエウレカとアイリスが信頼関係を構築していくところは、王道な展開ですごく面白かった。
ラストも、事前に想像をしていた展開通りではあったが、上手かった。
ところどころ『逆シャア』など富野イズムも感じつつ。
全然優しくない作りながら、なにかが染み込んでくる。
考えるより感じる作品に思えました。
『ハイエボリューション』三部作すべてに言えますが、設定が複雑なのに何も説明されず、突然シーンが変わったり、突然な行動をするから、観てる側は理解できない部分が出てしまう。
過去シリーズを観ていて、キャラの特性を把握したうえで、何があったのかを想像することが求められます。
そこが優しくない。
その優しくないところを、自分なりに勝手に想像しつつ観ました。
「情報生命体スカブコーラルの力を使って、エウレカが失ったレントンが生きている世界(歴史)を求めて何千回も仮想世界を作り直し、『まどマギ』の壮大なタイムリープにちかい、シミュレーション的な生を繰り返してきたが、前作でアネモネと生きるために現実世界で生きることを選んだ。
だから、仮想世界の人物たち……デューイ、ホランド、ビームス夫妻たちは、別世界の記憶も持っているのかもしれない。
本作は、その前作の延長線上にある世界なんだろう」
あってるのかどうかの自信はありませんが。
考察させるのが目的の作品には思えませんでした。
エウレカが「自分の子供(のような存在)に未来を作ってもらうことを託し」、「愛する人に再会するまでの物語を完結する」と考えれば、すごく納得できるし、キャラたちの行動も理解できる作品に仕上がっていたように思えました。
これじゃない感、、 でも個人的には○
正直、僕が観たかったエウレカではなくストーリー的にも「これじゃない感」はありました。
ファンによっては受け入れは良くないかも知れません。
ただ、戦闘シーンは迫力ありますし主題歌の変態紳士クラブの楽曲も良かったと個人的には思います。ラストシーンもしっかりハッピーエンドですし(レントンの出番がもう少しあれば…)、観て良かったなとは思います。
客観的に見れば星2-3つ程度だとは思うのですが、個人的に大好きな作品ですし無事に終われた事も含めて星4つにしました。
傑作ではないが駄作でもない
なにしろロードムービーですからね~これは卑怯と言う感じです。もう感動するし泣くしかないじゃないですか。
子供が人を親にしてくれると言う言葉がありますが、まさにエウレカのとってのアイリスがソレで、アイリスとの逃避行がエウレカに『人間』として生きる感情を呼び戻す契機となっていく過程が本当にたまらないです。
もうひとつ、観ていてたまらなかったのはエウレカとアネモネの友情であり、絆の描写。ここは実に良かった。二人が与えられた役割をこなそうと頑張っている部分と、気心知れた二人の時にかつてのように女の子に戻って会話する部分の落差とかが私のめっちゃ好みでした。
実際、この作品は実に偏っていて、戦闘シーンでも爆破シーンには物凄く作画カロリーをかけているのにそれ以外は案外投げやりだったり、特にモブの戦闘員やら逃げる民衆とかははっきり手抜きだったりとアンバランスなのです。
脚本でも、上記したエウレカとアイリスの逃避行の部分の描写に比べると、それ以外の物語があり得ないレベルで手抜きだったりします。
その一方で、他の人気作品のパロディにはやたら熱心だったり、エウレカ達以外の登場人物の扱いが不当に軽かったりとか、とことんアンバランス。
でも、物語に整合性を持たせるよりももっと大事な事がある!と言うスタンスであるならば、これもありかと思わせるほどエウレカの描写が良かったので全て許してしまいました。
私は最初のTVシリーズからしてアネモネが大好きでして、だからアネモネが救われる第二作目の『ANEMONE』は大好きですし、そのアネモネがエウレカと友情を結ぶ本作『EUREKA』も大好きです。
シリーズ作品の完結編として考えると色々とアレですが、とことんエウレカやアネモネの気持ちに寄り添えば全然アリな結末だったと思います。また観たい作品です。
本当に面白い!この気持ちよ伝われ〜!
映画を観てきました。殆どの人はエウレカセブンを愛しすぎているせいで、作品へのハードルが高く、なかなか良い評価がもらえません。だから一旦tv版の事を忘れて、「ハイエボリューション」としてのEUREKAを観れば良いと思います!私はテレビで予告を見て惚れて、鑑賞一週間前からtv版や劇場版を見ました。リアタイ世代の人たちより思い入れというものは少ないかもしれない、でも鑑賞して綺麗な作画やファンサービス、ストーリーなどで感動して泣いてしまいました。こんなに短い期間でも最高に楽しませてもらいました。後、設定は難しいと思うのですが無理に考える必要はないと思います。ほどほどにわからないくらいがちょうど良く、分からなくても十分に楽しめます。それに、遠目で見ればこの旅はエウレカが好きな人に合うまでの物語だと僕は思ってます、だから考える必要はないし、なんせ感動して泣けるので、考える暇がありません!自分の中では最高の映画です。製作者方に感謝します。
全81件中、41~60件目を表示