劇場公開日 2017年9月16日

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「ボーイミーツガールの傑作、復活」交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1 オレさんの映画レビュー(感想・評価)

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3.0ボーイミーツガールの傑作、復活

オレさん
2017年11月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

興奮

2005年〜06年にかけTV放送された空を駆けるロボットと少年少女や大人たちを独自の世界観とスタイリッシュな音楽や瑞々しさと残酷さを織り交ぜた表現で描いたボーイミーツガールの大傑作、エウレカセブンの実に8年ぶりの映画作品にして新たな要素を加えた新3部作の第1作目。

2017年の作品の中で多分今作の予告を1番観たと思う笑。
大してアニメを知らなかった頃の自分が名前は知ってるけど中身はよく知らないアニメシリーズを観ようと思い立ち、最初に手に取ったのが今作。
ベルフォレストという絵に描いたような田舎で退屈な毎日を過ごす14歳の少年レントンが突如空から降ってきた謎のロボット、ニルヴァーシュとそのパイロットのエウレカに惹かれ故郷を飛び出しありとあらゆる理不尽な人や出来事に遭遇し、全50話の半分近くをウジウジウジウジと鬱のかまってちゃんのごとき姿を見せるも、エウレカと向き合い生きて行く覚悟を決めエウレカとともにニルヴァーシュに乗り込み、世界の崩壊を阻止しようと奮闘する様を号泣しながら鑑賞した当時の自分は22歳笑。
リアルタイムでいろんな作品を観なかったツケを嘆くことその3年後。まさかの新作公開の報にただただ純粋に嬉しかったし、たとえどんな内容だろうと観に行くんだろうなと確信した笑。

この作品が好きな理由はたくさんあるが、強いて言えば製作陣の趣味の良さだ。
前アニメシリーズのOPEDでは売れなかったけど良い曲だし、エウレカの世界観に絶妙にマッチしている音楽が多く使われていた。
OPEDの曲が良かったのはもちろんだが、劇中歌で使われていた
SUPERCARのSTORY WRITERとそれを流すタイミングが天才的だった。
それを象徴するのが26話。この前後の展開もあってのことだがこの回は名作だ。全アニメシリーズの中で1話好きなの上げろと言われれば間違いなくこれだ(そんなに知らない笑)
そんでその26話のタイトルがモーニンググローリー笑。
つまりは要所要所で製作陣の音楽的趣向が露見している。マジで友達になりたい笑。

キャラクターの名前の由来もそういった趣味から来ているようで、主人公のレントンサーストンはマイオールタイムベストNo. 1のトレインスポッティングの主人公マークレントンから拝借し、サーストンに関してはUSインディーの伝説とも呼べるバンドSONIC YOUTHのサーストンムーアから引用しているという。
さらにはそのレントンの息子のアオが主人公の続編AOの第1話のタイトルがボーンスリッピーだったりと洋楽や洋画に詳しいオタク共をニヤニヤさせる要素がやたらある点が好きだ笑。

散々テレビシリーズの話をしてしまったが笑
とにもかくにも8年ぶりの続編。こんなハップは観たくなかったの印象が強い大戦犯作品の前作「ポケットに虹がいっぱい」の例があるため間違いなく傑作だとはカケラにも思っていなかったし、設定が変更になっているという前情報もあったため今までと違う作品になっているのかと感じていたが、、
観終わった最初の感想が改変が中途半端ではないか?といった感じだった。
チャールズ夫妻の養子になるという点は別に文句はない、だってチャールズ夫妻神だもん笑。
ただその関係がいつ始まったのかがよくわからなかった。
エウレカと出会う前から既にレントンビームスだったのか?じっちゃんは?姉ちゃんは?ホランドらゲッコー号との関係は?
シリーズ通して見ている人ならなおのことその辺りが引っかかって集中できないし、集中したところでテレビシリーズをまさに皆さんがいうブツ切り編集で繋いで行く雑な回想シーンなどに振り回されて懐かしむヒマもない笑。

テレビシリーズでいうところのゲッコー号から家出してチャールズ夫妻に出会う辺りを改変しているわけで、それはつまり前述のモーニググローリーのちょうど手前の辺りなわけで、改悪にウンザリしながらも途中でそのことに気付き、もしやラストはモーニググローリーで締めてくれるのではないかと中盤辺りでワクワクしていたのは自分だけではないと思う笑。
今作で1番よろしくないのはそういう期待を持たせる展開にしておきながらまさかのモーニググローリー前に終了する鬼のラストだ!笑
簡単に言えば25話分の鬱物語を詰め込んでモーニググローリー前に終了する無情の作品と言える笑。
もちろんラスト手前の犬に追いかけられる新しいカットはあれはあれで希望に満ちてて嫌いじゃなかったが、オレはあの数時間後のエウレカとの再会のシーンが劇場で観たかったの!そこ観せて!笑
おそらく今作の1番の改悪はここだろう笑。

散々文句言ってきたが余裕で次作も観るし、冒頭のサマーオブラブの戦闘シーンはマジで神がかってたと思う。
今作の初見を幕張のイオンシネマにある「ULTIRA」と呼ばれる劇場で観たが、9.1chというぶっ飛んだ音響システムでIMAX✖︎サラウンド音響みたいな感じで鑑賞出来て、それはもう大迫力だった笑。
その一月後に告知された4DXで公開するという悪徳商法に乗せられてもう一度観たいなと思っている自分がいる笑。

とりあえず次作でエウレカがデレ始めてからがこのシリーズの出来を左右しますね笑。
レントンとエウレカのデレ具合観てて恥ずかしいんだよなぁ笑。
あとはアネモネが幸せになってくれてればオールオッケーなのですが、予告の時点でプリキュアみたいになっていたのでそれはそれで幸せなのかもしれない笑。

とりあえず現代にエウレカセブンを復活させてくれてありがとうございます。
色々と期待してます!!

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オレ
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