5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生のレビュー・感想・評価
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悪人登場せず、スッキリ観られる
網膜剥離によって視力の95パーセントを失った若者が一流ホテルに勤務する夢を叶えるために奮闘するヒューマンコメディ。
ホテル側には障害を隠しながら、それでも目の見える人間と同等の働きをしてみせる主人公の努力を明るく爽やかなタッチで描いている。
障害を扱う作品だが、『最強のふたり』あたりから増えてきた、作品全体を重々しく扱わない軽快なタッチが特徴。障害についてあからさまに難癖をつけるような嫌な奴も登場せず、登場人物全員がとても良い人である。
主人公はスリランカ人の父と白人の母を持つ移民の子。同僚にはアフガン難民の姿も見え、多様な人種が共存するドイツ社会の一端も垣間見える。
主演のコスティア・ウルマンの爽やかな笑顔が良い。もっと出演作が増えれば日本でも人気になれそう。
ぼんやり。しか見えない怖さ
あそこまで見えないと怖いと思った。
ホテルマンはムリがあると。
人を捜すことも出来ないしお客様をケガさせたりしたら本当に怖い。ヒヤヒヤしながら観てました。好きな事でもなかなか難しい。精神力でカバーできるモノでもないし障害が有ることをちゃんと認めて生きた方がこれからの長い人生は生きやすいと思った。
でも。一流レストラン研修を合格出来たことは誠実な人柄と人並み以上の努力があったからこそですね。
美談過ぎる?いや、ありえる、ドイツなら。
移民差別、変わった姓をからかわれる、ドイツ語読めないアフガニスタンの外科医、シングルマザー、大学落ちこぼれて勘当、夫に逃げられた母、一番は高校卒業前になって視力をほぼ失ってしまう主人公のサリー。日本だったら「絶望」?でも大丈夫。
視力を失った代わりに、天分があったにしてもサリーは記憶力、集中力、嗅覚、聴力、味覚、触覚が最高レベルになった。なぜなら自分のしたいことがわかっているから人の何倍も努力して、自分を助けてくれる仲間が居て熱意とセンスがあれば認めてくれる社会だと信じたから。その熱量と強さは周りの人を動かす。読むべき空気なんてない。あっても無視!吹っ飛ばせ!
きれいごとばかりではないし、口の悪い人もたくさん居る。でもそこでへこたれないし自尊心と自信があってまっすぐの姿勢がいい。映画のためにきれいにした箇所はあるかもしれない、よく知らない。でもドイツなら可能、ありえる。能力があるなら、移民だろうが、性別がなんであろうが、障害があろうが「弱者」と言われる人達に対してエンパシーを持つ国だから。
研修生の分際で「嫌がらせですか?」と上司に言うのはよくないといった感想をもたれた方も居ると思います。確かに日本であればハラスメントにも耐えて恨みを溜め込んでいくのでしょう。でも明らかな嫌がらせ(サリーの姓とネクタイを意味するドイツ語が似ているという指摘)に加えて、何か君のことは気にくわないと、研修生を育てる側が言うべきでない主観的なことを当人は言われています。自分が他人からそのようなことを言われたら相手が誰でも言い返すのが普通である国の一つがドイツだと私は思っています。
マックスいいな。ああいう友達思いの人、居る!サリーがほとんど視力がなくなってからの目の演技が素晴らしかった。ミュンヒェンの街もやたら美しく見えた。美しい緑の中を二人でサイクリングするのもドイツらしいな。いいな、いいな。まさに「道が幸福」であることを示していた。真っ直ぐに優秀な人を心から素晴らしい!と言葉で表現してくれる。人間はそうやって成長する。言葉は大事。見て気持ちが強くなる映画だった。
---------------------ドイツ映画週末だった----------
2015 "Drei Tuerken &ein Baby"(トルコ移民3人兄弟と赤ちゃん)(2021.7.11. Netflix)
上記映画のサリー役とマックス役が出てるドイツ映画。
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2020 "Isi &Ossi" (2021.7.11. Netflix)
10代後半男女のラブストーリー。移民沢山、貧富の差、世代間の差、出来の悪い子どもも金持ちの親は学校にねじ込む。頭良くても貧しくて才能があるとボクシング🥊ドイツ映画で初めてのNetflix作品。
視力がなくなるとは
目がほとんど見えなくなったのに聴力と記憶力を駆使して、あんなに行動できることが凄い。親友マックスとの名コンビ、ホテルの各パート責任者の粋な計らい。いろんなプレッシャーから薬に頼るまでになったのに、周りの人たちのあたたかさで立ち直る。観ていて、ハラハラドキドキの場面がかなりありましたが、最終的にはハッピーエンドな心温まるいい余韻の映画でしたね。もう一度みたい。
5パーセントの奇跡
視力障害の描き方をコミカルとシビア両方でしている。
周りの人がお父さん以外全員良い人。
マックスが本当にかっこいい。
自転車のシーンの爽快感が素敵。あのシーンがこの映画を表現している。
「速く行きたいなら一人で行け。遠くまで行きたいなら良い仲間と行け。」
幸福への道はない。道が幸福なのだ。
主人公の↑の台詞の通り、目標に向かっていく努力やそれを手助けしてくれる仲間達との友情、恋人との愛情や家族の大切さ、その全ての過程の進行が幸福な事だと、障害があろうが、無かろうが教えてくれた映画だった🎬
尊敬と感動が詰まった映画
95パーセントの視力を失った青年の努力に心打たれる作品です。
実話に基づいた映画というのが更なる驚き!!!
ホテルマンの厳しさや凄さと、周りの人達の優しも垣間見える心温まる映画です。
客観的にみると
視力をほとんど失いながら、主人公が頑張る様子は応援したくなります。また、ぼやけた映像で、主人公の不便さをうまく表現していると思います。
でも客観的にみると、やはり主人公は周りにいろいろと迷惑をかけています。
ホテルで研修を受けて、大きな損害をもたらして、最後それ?
相手の女性も、恋人をコロコロ変えているような人で、信用できませんでした。
壮絶な努力、そしてサポート
壮絶な努力、でも彼は言う「障がいを隠したからここまで頑張れた」と。
ちょっと軽薄そうだけど彼を支える友人がいい。
彼もまた彼を支えながら成長する。
こんなふうに支える、サポートするってスゴイ。
ヘルプではなく、サポートし続ける友人が本当に素敵だ。
こんなにも努力した人はやっぱり報われてほしい、
幸せになってほしいと心から願った映画。
障害があったから学べることがある。
目がほとんど見えない障害を持ちながら一流ホテルで働くことは悪いことじゃないけど障害を隠して働くことは🆖です。
しかしながら挑戦して失敗を経験しながら主人公は障害を受け入れていくことから人間らしく強さを感じました。
周りに良い人に囲まれるかがうまく人生を歩く鍵になることだと思いました。
本人も凄いけど
妹や親友、同僚達の献身的な支えが清々しい。トム・クルーズのカクテルを彷彿させるシーンもあり、全般楽しめる映画だけど、やはり辛い時期はあるのは避けられず、自暴自棄になってしまう事の愚かさを改めて感じた。エンディングは意外な展開だったけど、素敵な結末でした。
嘘からはじめんなよ笑
個人的には、言ってしまうと、胸クソ悪い映画だったかな。
障害を持たない身で偏見に近い視点しか持ち得ないのかもしれないが、これ美談でもないし感動も皆無だろ。
夢をあきらめない、人一倍の努力、全部それは良いと思う。
でも、嘘からはじめんなよ笑。「障害者」だから許容される勘違いはよせって。不寛容な社会はもちろんいただけないが、これについてはエゴ。おそらく、障害を持つ方も気分悪いんじゃないかな、この作品。終始そこが引っかかってすべてのエピソードに共感できんのだよ。。
まあ、でも、フォローする友達、周囲の人たちのあたたかみとかその辺のドラマは悪くない。以上。(あ、大多数と逆レビューになっとる汗。たまにあるなあ)
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