「竹内さん1と猫0.5」旅猫リポート やまっとさんの映画レビュー(感想・評価)
竹内さん1と猫0.5
竹内さんの演技を見たくて鑑賞しました。
原作は知らず読んでいません。
多分、これから書くことは原作者へではなく、この映画の脚色した有能脚本家みたいな人に向けたもの。
鳥山明氏とドラゴンボールハリウッド版作った人くらいの意識の差があるに違いないと思っておきます。
全てにおいて薄いので全シーンで説得力がない。
共感したのは竹内さんの猫すりすりびっくり問題くらい。
こんな役満レベルに不幸な人はなかなかいないだろうけど、それぞれ大変な時期を乗り越えた、今まさに渦中、そういうところにリサーチにいってない。いったのは動物タレント事務所だけだろう。
主人公とその他猫含むの登場人物との絆が納豆の糸。
多分原作だともっと掘り下げて納得の太さなんだと思うが、映画では何も共感がない。
そんなに執着ないけどいらない猫を知り合いにもらってほしいだけ。
猫だけでなく友達もそう。薄い。
ロードムービーにしたかったなら旅をしろ。
旅ってのは近場に車で行くことじゃない。
ていうか、薬飲まないとハァハァしちゃって具合悪くなるなら里親に来てもらえ。
薄くない友達なら間違いなく来てくれる。
花畑で放猫するな。
死にそうなのに昔好きだった人(と結婚した友達)んち行くな。
ペンションがどんな具合かも知らないレベルの友達だ、どっちかというとあの家には来てほしくない感すごいよ。
患者(厳密には違うけど)を堤防近くで放置するな。
高畑さんがいらない。
ほーら猫しゃべってますよ。話題の女優さんの声だしかわいいでしょう感溢れすぎ。
使いたいなら声じゃなくて普通に出演者で使えもったいない。
結果として、竹内結子っていう女優さんの作品を見れた!という満足感のみ。
あと、大人の事情ってのは高確率でコンテンツをつまらなくする再認識ができた。
猫に罪はない。
ねこは撮影がんばったね。