ビジランテのレビュー・感想・評価
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脚本も監督オリジナルの渾身の作品
公開初日の初回を鑑賞。説明も少ないし、ストーリーもわかりにくいから、泣ける笑える感動させてくれる作品しか観たくない人には向かないかもしれない。表現もオーバーに感じたりするところもあったりした、けど作品が語りかけてくることを全身で能動的に受け止める映画体験は得難いもので、こんな作品こそ市民が護っていくべきと思った。
地方のデリヘルでは女の子が客にレイプされても店は守ってくれないのか?客は逮捕されないのか?それとも、犯人が一郎だったから泣き寝入りしたのか?わからなかったけど、それが一番こわいとおもった。あのあとクルマの中に残された女の子たちはどうするのかな。彼女らは自分たちを自警していけるのか。劇中いくつもの貧しいセックスが描かれていて、それも地方のやるせなさを際立たせていた。
長男の恋人がいつのまにか戻ってきてるのも説明省略してるんだろけどあれを母性とかいう評をみると都合いーなと思ってしまう。戻ってきちゃうのはわかるよ、ありえないとはいわない。でも、あれは母性じゃなくて中毒であり共依存。女も病んでるのだ。そこを描くのは男性の監督には難しいかな。まああえてはしょってるのかもしれないけど
あと、嶋田久作のセリフが聴き取りにくかったなぁ。滑舌の悪さも演出なの???
川
埼玉の片田舎でアウトレットショッピングモール誘致の利権に絡み巻き込まれる建設予定地の土地相続者3兄弟の話。
三兄弟の性格と現在の立場や状況から来る行動は中々良いけど、中国人の件はいらないし、三男の上がチンピラ感強過ぎてムリがあるしいなくても結末には関係なかったり、子供の頃のことや死んだ親父とのこともそれ程効いてなくてひっかき回すだけになっているのが残念。
面白かったけど、余計なものを削いで、もうちょい絶望感だったり悲壮感だったり喪失感だったりを強くしてくれたらというところ。
語る余地を残した映画で桐谷健太がすごい
コミュニティとか、しがらみとか、相続とか、チンピラとか、暴力とか、エロとかなんとかが、すべて地方っぽく描かれてる。けど、どこか映画っぽくフィクションも描かれてて、面白く観ることができた。
この映画における川ってなんやとか、あいつはなんでああしたのか?とか、色々語る余地を残してる。観た後、歩いて帰りながら咀嚼したくなる。いろんな人の考察が観たいから、もうちょい公開規模広めてもいいんちゃうかなぁ。
しかし、桐谷健太が凄かった。それ観るだけでも価値ある。それくらい桐谷健太がいい。
一郎は?
一郎が謎過ぎる。
なぜ帰ってきたか、なぜ公正証書持ってるか、なぜあの土地だけは譲れないのか。
そして三郎が逃がしてあげた、一郎の彼女はまた舞い戻ってきてるし...
そのあたり、一郎にまつわる説明が全くないままかき乱されて、話が成り立っていない。
一郎さえいなければ、厳しい親父と三兄弟の田舎のお話で済んでるのに、要の部分の説明がないのはズルく感じる。
二郎の板挟みになって悩む姿や、三郎の正義感、家族を思う気持ちは伝わってきましたけど、やはり納得いかない。
オマケでちょっと気になったのは、三郎の手のひらと机を、金属の箸が貫通するところ。オーバーすぎない?
わからん、、、
やばい。
なんか色々わからなくて、あまりにも暴力描写ばかりで、結局最後まで、わからなかった。
分からなくても、面白かったと思う映画はたくさんあるけど、これはそう思えなかった。
一朗が相続しにきたのはなんで?遺言状は本物?どうやって?なんで、一朗はあの土地だけ売らないの?
そんななことすら理解できなかった、自分がヤバい。
素晴らしかった。 この映画を見れる人間で良かった。 日本に生まれて...
素晴らしかった。
この映画を見れる人間で良かった。
日本に生まれてよかった。
日本映画が好きでよかった。
3人が川に入ったシーンは震えたし、この映画の暴力を、美しいとまで思った。すべての行動に意味があって、そのすべての行動が一つ欠けてもいけない。そんな映画だった。
ツイッターにも書いたことを言ってしまうと、狭い世界で、いい年した大人たちがもがいて葛藤してる姿は気持ち悪くてカッコよかった。
爽快だった。
同時に、この葛藤は身近にあるのか?と感じてしまう所があった。謎の親近感であった。
桐谷健太の演技はよかった。顔から手先まで。素晴らしかった。
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