「仕組まれた大事故」ザ・フィクサー odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
仕組まれた大事故
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映画.comのデータでは2015年製作/163分/アメリカとなっているが誤りです。実際は2015年に前篇(83分)が作られ翌16年に後編(80分)が作られました。DVDなどでは完全版として前・後篇の2枚組でも販売されています。VODのAmazon Primeでは前篇と後篇が分かれています。当然、前篇だけでは事件は途中で尻切れですから意味ありません。
元はカナダのTV映画シリーズだそうですが、なかなかどうして見応え十分、日々起こる未曽有の災害、事故には裏があるのだと言う陰謀を暴くサスペンス映画です。
タンカーと海底油田基地の衝突事故に始まり危険物輸送の貨物列車とタンクローリーの衝突など実際に起こった大事故の数々をモチーフに制作されているので不気味です、後篇ではロシアの影もちらつく国際テロの様相、天然ガス精製工場が狙われます。前篇は人物紹介ぽく、ちょっとかったるいかも知れませんが後篇からはテンポアップして目が離せません。
主人公は国家運輸安全委員会の事故調査官であるエリー・モラロ(ロバートソン)、調査が行き詰まりを見せた時、救世主のように現れた謎の情報提供者カーター(エリック・デイン)と組んで陰謀の阻止に立ち向かいます。B級映画と違って下手にいちゃつかないので展開に没頭できます。
主人公たちとのバランスを考えたのか大風呂敷の割には実行犯は数人規模なので見くびりそうですが悪賢くて爆薬使い放題だし内通者も絡んでハラハラさせられました。
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