「うわあー、こんなラストもあるのか!」グッド・ネイバー 幸ぴこリンさんの映画レビュー(感想・評価)
うわあー、こんなラストもあるのか!
予告編を観た時は『ドント・ブリース』をリスペクトして作られた変態ジジイ映画か、と思ったがスマンありゃ間違いだった!!
隣人の偏屈ジジイに嫌がらせをし、それをカメラに収めるという悪趣味な実験に走ったおバカコンビ2人と、監視される隣人の老人の謎をめぐるサスペンス。
様々なキャラクターの(監視する2人の視点からいくと)ミスリードを散りばめながら、最後にはそれを締め付けられるほどに切なく回収している。
オーディエンスとしても偏見を抱きながらこの映画のジジイを見てしまっていたんだなという後悔の念が生じるくらいで…。m(__)m
悪戯にも動じない老人。口が悪く、愛想もない。謎の地下室。しかもおじいさん、長くそこに籠る。一体何をしているの?ちょこちょこ訪れる女性達。膨らむ妄想。うーん、お腹いっぱい!
ラスト手前の衝撃シーンは個人的には予想だにしなかったのでかなり驚いたし、そこからの回想シーンで全てを理解出来たので哀しくなったし、一番最後のシーンのイーサンの表情がまた腹立たしくなった。
ドント・ブリーズを観た人が、また凶悪な隣のおじさんモノか!とか眼光を鋭くして観て欲しい。良い意味で裏切られる名作だと思う。
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