「誰ひとり死者が出ない万人向けエンターテインメント」カンフー・ヨガ regencyさんの映画レビュー(感想・評価)
誰ひとり死者が出ない万人向けエンターテインメント
今年公開されたジャッキー映画の中で一番期待値が低かったが、フタを開けたらこの作品が一番面白かった。
近年のジャッキー映画、特に彼が中国資本で製作する作品にほぼ共通するのは、「罪を憎んで人を憎まず」精神。
ジャッキー扮する主人公は、必ず悪事を働く相手に対し訓示をする。バカ真面目といってしまえばそれまでだが、それが一貫している。
そして『ライジング・ドラゴン』同様、(画面上で観る限り)登場人物が誰一人として死なないのは、それだけ全年齢層に配慮した作品作りをしているからだ。
同時期公開で、ムダ死にのバーゲンセール状態だった『最後のジェダイ』と比較するとそれがよく分かる。
そんなエンタメ性に振り切ったジャッキー映画と、殺生シーンを極力避けるインド映画はベストマッチなのだ。
あと、とにかく女性キャスト全員が美人。
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