ゲット・アウトのレビュー・感想・評価
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「ゲットアウト!」の真意
予告編でそそられて初日に観てきました。
最高!だけど夜中に一人で観たくない
コワーイ映画でした。
予告でもカメラのフラッシュに反応し
鼻血を流して叫ぶ黒人男性がオカシイ、マトモじゃないとミスリードされましたが、実はその逆。フラッシュで元の人格を取り戻した刹那に「ヤバいローズ一家から早く立ち去れ!」とクリスにメッセージを送っていたんですね。
本作と同様に黒人の人種差別を題材にした映画「ドリーム」は史実を題材としアメリカンドリームで彩られているのに比べ、終わりの見えない現在進行形の人種差別を突きつけられ、うすら寒くなりました。
人におすすめ出来る良い映画だった!
ひさびさに
人種間の軋轢とお互いのコンプレックスを巧みに織り込み、時折笑わせながらじわじわとその姿を現わす恐怖。微妙な演出の温度もピタリで期待どおりの面白さでした。単純な画と仕掛けで状況を伝える腕前!この秋のベストかも。
黒人目線から見た不気味な白人コミュニティの面々、被害者達の喋り方、ヒロイン?の変貌、そしてキャスリーン キーナーの磨きのかかった魔性。見所盛りだくさんで楽しい一本です。
不自然な黒人たち
冒頭からなんだか不穏な空気が漂い、彼女の家では「何か変だな…」っていうゾワゾワが常にあった。
黒人の使用人達の不自然な行動や表情がかなり不気味。
交通事故やローズの元カレの話、懇親会のお客達のクリスに対する言動など色々伏線張り巡らしてあったのも面白かった。
ただ、話のキモとなるアーミテージ家と仲間達の目的がイマイチ入り込んでこなかった。
黒人の身体を乗っ取って生きていきたいってのは分かるんだけど、「凝固法」(だっけ?)の詳細や彼らの信念、黒人に強くこだわる理由がちょっと弱い。
催眠術のシーンにかなり時間かけてたけど、それより一番ショッキングであるはずのネタバラシをクライマックスとしてしっかり観せて欲しかった。
クリスのオークションのシーンは静かに強いインパクトを感じられて好きだけど。
催眠術での床に沈み込む描写は唐突で少し笑ってしまった。
後半はほとんどアクション物みたいになってしまってたのも残念だった。
躊躇なくローズの家族を殺していくクリスの覚醒は見ていて面白かったけど。
クリスの親友ロッドには少しイライラと違和感を感じてしまった。
いきなりの性奴隷発言はちょっと笑ったし、警察に本気で訴えたいならあんなコミカルな喋りはダメでしょう…
まあ最終的にクリスを救うなかなか有能なヤツではあるんだけども。
ローズはとにかく名演だなと思った。
急な豹変はなかなか見応えあったし、あんなに良い彼女だったときの態度を思い出すと怖くなる。
なんだかあまり入り込んで楽しむことはできなくて残念。
冒頭のシーンはかなり好みだけど、正直本編との繋がりがわからなくて辛い。あそこだけもう一度観て理解したいわ…
作り込まれた表情やカメラワークなど演出面で好きなものは多かった。
タイトルなし(ネタバレ)
黒人青年のクリスは白人の彼女ローズの実家を訪ねることになるが、自分が黒人であることを両親に特に知らせていないというローズの言葉に少々不安気味。実家を訪ねると両親は暖かく歓迎してくれるが実家には二人の使用人がいてどちらも黒人。甲斐甲斐しく働く二人の貼り付けたような笑顔がどうも気にかかる。そんな折ローズの実家でパーティが催されるが来客はほとんど白人。その中に黒人青年を一人見つけて話しかけるがやはり貼り付けたような笑顔。不審に思いながら彼の写真を撮ろうとしてクリスはうっかりフラッシュを光らせてしまうが、その瞬間彼の表情が変わり、クリスに向かって「逃げろ!」と叫ぶ。
監督はジョーダン・ピール。ステレオタイプの黒人イメージを茶化す自虐ギャグ満載のコメディだった『キアヌ』からさらにネジを90度回したような展開で、シドニー・ポワチエの『招かれざる客』のような雰囲気から一気に全然違う方向へ転がっていく話に呆気にとられました。全編スリラーでありながら随所にオフビートなギャグも効いていてどこにもスキがない娯楽作です。
結構イイ感じ
ホラーだけど霊や超常現象というのではなく、人間が怖い。
白人女性の恋人となった黒人の主人公が恋人の実家に行って奇妙な出来事に巻き込まれる。
冒頭の伏線が効いていて、パトカーが来た時は、むしろもうダメか、と思わせておいてのどんでん返しがいい感じ!
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