「何かがおかしい」ゲット・アウト 23さんの映画レビュー(感想・評価)
何かがおかしい
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恋人の実家へ挨拶へ行くこととなったクリス
白人の恋人ローズと共に田舎へ向かうが黒人に対する偏見を心配する
ローズの実家では白人一家に黒人の使用人という一見ステレオタイプの家庭
一家でも歓迎され、親戚の集まりにも招待されるが会話の端々に黒人の肉体的強さを示唆する内容が見受けられる
さらに旧知の友人と出会うが中身はまるで別人
違和感は積み重なりついに家から脱出しようと考えるが催眠術で眠らされてしまう
耳栓を使って催眠術にかかった振りをしたクリスは次々に復讐をしていく
命辛々抜け出した先には親友の姿
前半は全貌の見えない不気味さが際立つ、不自然だが明確ではない
後半はホラーの王道展開
主人公が周りにあるものを用いて派手に復讐を果たす、ちゃんと屋敷も燃える
乗っ取り後も意識が残るなど「マルコヴィッチの穴」のギミックに似ている
精神の統合が上手くいくとかで主人公にやたら説明していたのは少し違和感
わかりやすさか、気づきの面白さかどちらを取るかはやはり難しいところか
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