「管理体制のサスペンス。」トンネル 闇に鎖(とざ)された男 レトログレイド 373さんの映画レビュー(感想・評価)
管理体制のサスペンス。
映画のモチーフになった事件の一部は、
『セウォール号』の沈没事件の政府の対応をモチーフにしてると思う。
とにかく始まってすぐ、トンネルにとじ込まれる、でもその間にも、主人公の性格を描いている部分が素晴らしい。
レスキュー隊は、隊長は熱血漢だが、どこか抜けている。
団員達はトコトン間抜けで所々イラッとくる。
トンネル崩落の際に活躍する重機械は初めて観たし、レスキュー作業の工程もしっかり描いていて良かった。
救出に時間が掛かれば掛かる程、世論が無関心になり、しまいには、命よりお金が重視される。
そんな世間の動きが、嫌になる位に描かれる。
あと、マスコミが卑劣過ぎて、本当にイライラするが、ある一言が、溜飲を下げてくれる。
レスキューや、パニックより、ドキドキした映画だった。
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