ビブリア古書堂の事件手帖のレビュー・感想・評価
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まぁドラマ版よりはマシかなと
小説「ビブリア古書堂の事件手帖」は全巻読んでるので細かな点まで言うつもりは無いけど、★2の理由は「ドラマよりは」というだけ🌀
久々の時間を返せ系の映画でした←これだから邦画はアカンのよ
特記するべき部分も無く単純に栞子がブサイクだし(栞子さんは黒木華ではない)本の知識を披露するより本の状況や状態からの推理になってて(おそらくは脚本が悪いんだけど)栞子さんが台無しでした😫
三上延の「ビブリア古書堂の事件手帖」はシリーズ物で1〜7とⅠ〜Ⅱの9冊出てるので(もしかしたらⅢも出てるかも)是非とも小説で堪能して下さい😅
映画館での鑑賞オススメ度☆☆☆☆☆
ドラマ版の評価度☆☆☆☆☆
小説の評価度★★★★☆
三島有紀子の映像表現手帖
それから、単純なエンタメ作品だと思っていたけれど、物事を暗示する気のきいた演出の場面がいくつかあったり、人の心がわかる者とわからない者の対比という、ちょっと弱いながらもテーマもあったし、想像以上に芸術性のある作品だった。
原作もあるし雰囲気とタイトルだけでは掴めない光るものがあったね。
「好きな人が本好きだった」がいろんな形で絡んでるのも気が利いてて良かった。
それから、最初の想像では、栞子が古書から過去を紐解いていき、徐々に明らかになっていくロマンスミステリーなんだと思っていたから、栞子が一瞬でほぼ全て見破ってしまうのは何だか物足りなさを感じた。そのへんは原作通りなのかな?
変わり者の名探偵と常識人の助手というスタンダードな人物設定でありながら肝心のミステリーパートはほとんど意味なかったのは少々残念。
それから、過去シーンのくすんだ感じが良かったよね。映画がフィルムからデジタルに変わったおかげなんだけど、ライティングも印象的で美しかった。
それから、栞子を演じた黒木華もそうだったけど、若い絹子を演じた夏帆は特に美しく撮られていたと思った。そこは女性監督ならではなのか夏帆の実力が上がったからなのかわからないけど、かなり魅力的だったと思う。
それから、サイコパス犯罪物とかが好きなので、サイコパスについて調べたりしているうちに多少詳しくなったのだけど、大庭葉蔵がシリアルキラーと同じ性質のサイコパスだということがとても興味をひかれた。彼は殺人に性的快楽を求める典型的なシリアルキラーとは違って、太宰治に対してのみ執着するという違いはあるが。
終盤の逃走シーンのスピード感を悪く書いている人がいるけど、ワイルドスピードならぬマイルドスピードでの走りにこそ大庭葉蔵のサイコパスさがにじみ出るイイ場面だったと思うよ。
それから、全体的には半分エンタメで半分芸術の作品で、そのせいで少し満足度は低いが、半分エンタメで半分芸術の太宰の小説みたいで、なんだか面白いとも思った。
切通坂
三上延原作の大ヒットミステリー小説を映画化した、5年前の作品。Huiuで鑑賞。ミステリーとしては、派手な犯罪が起こるわけでもなく、どんでん返しも無く、古都鎌倉を舞台とした、古書に纏わる郷愁を誘うこじんまりとした内容。テレビでも、剛力彩芽が主演でドラマがされたが、むしろ、こちらの方が、原作の栞子のイメージに合っているように感じた。
内容的には、太宰治の希少本『晩年』を巡って、大場葉蔵と名乗る人物から脅迫を受ける栞子の危機を描いた現代と、大輔の祖母が、夏目漱石の『それから』に託した、許されなかった恋愛模様を描いた戦後昭和の2つのシーンが交錯して描かれていく。ミステリーではあるが、その根本には、三世代に渡っての、隠されたラブ・ストーリーが流れている。
五浦大輔は、亡き祖母の遺品でもある、夏目漱石全集の中に、漱石の署名が入った『それから』の古書を鑑定してもらいに、ビブリア古書堂に出向く。そこで店主・篠川栞子が、本を鑑定しただけで祖母の過去を見抜いたことから、大輔は栞子に心惹かれ、古書堂で働くことになる。そして、太宰治の希少本の『晩年』と夏目漱石の『それから』の作品が、深く絡み合うミステリーのストーリーのアイテムとなって、戦後昭和と現代とを結びつけていく。
栞子役を演じた黒木華は、その風貌からも物静かで本のことしか頭にない、地味なメガネっ子にはピッタシの役所。栞子を慕い、幼少期のトラウマで活字が読めない青年大輔を演じた野村周平も、草食的な役柄としては、良かったように思う。
また、東出昌大と夏帆が、戦後昭和の中での不倫関係を演じているが、昭和らしいセピア色に包まれたノスタルジックな雰囲気の中で、切なく許されない恋の行く末を演じている。しかし、東出君に野村君というと、この時は飛ぶ鳥を落とす勢いがあり、その後の状況を予測できなかったであろう。
月9ドラマ化しての映画化
月9のドラマ版が良かった。主演女優が原作のロングヘアーではなくショートヘアの剛力彩芽が起用されて残念だった。とはいえ作品の世界観が月9ならではのアレンジがいい意味でミステリアスで原作のミステリー小説のイメージを再現してるように感じた。それだけに映画版は普通に推理小説を映像化してるだけに感じてドラマの方が月9らしいアレンジが好印象だった。
配役で結末見えちゃうんだよ
随分前に録りだめてたのをやっと鑑賞。キャストの方々の他方面の活躍ぶりを知ってるので、何となくああコイツがこうなんだろうなと見えちゃうんだよな。そういう意味ではミステリーとしての魅力はさほど無し。ただひさびさに文豪作品を読んでみようと青空文庫でダウンロードする気にはなりました。結果的に東出くんは適役だったということか……
評価ほどは酷くない
とはいえ、全体的に幼い雰囲気は否めない。
黒木華がいくら上手くても、話の構成、ストーリーとしてのキャラクターの感情の機微の魅せ方がちょっと下手。お陰で観てるこっちの感情がおいてけぼり。
小学生高学年、中学生くらいの歳なら楽しく鑑賞できそう。
この散々な評価を見てから鑑賞したし、原作のレーベルがライトノベルの様な軽い読み物の類い、と知っていたのでそこまで幻滅はしなかった。
それにミステリーというよりヒューマンドラマといった感じで観たのでそこまでガッカリするような事はなかったけど、原作を読まずにミステリと思って観た人には気の毒な展開だったと思う。
あと主題歌が合ってない。
桑田佳祐が可哀想な感じになってる。
監督が「しあわせのパン」の人だって気づいてたら最初から見なかったのに、、、。
「ザ・雰囲気と憧れだけ詰め込みました」映画そのもの。
浅い。
文学たる魅惑的で胡散臭い深淵を思わせぶりに並べつつも全体に浅い。
逆に軽みを出したかったなら祖母の一件は変に重い。
東出の美しくも実は駄目な馬鹿キャラぶりをこそ掘り下げて、軽みと重みのどっち付かずのバランスを崩すべきだった。
そこに文学が匂ったかも。
ビブリアの栞子さんを黒木華が好演
映画館では2018年11月19日イオンシネマ石巻
それ以来3度目の鑑賞
原作未読
原作は越島はぐのイラストのせいでラノベっぽい
僕は活字の本は読めるがオタク臭がする本は強い拒否反応が込み上げて読めない
動悸息切れはしないが吐き気がする
オタクが生理的に無理だからだ
おそらく宮崎勤のせいだろう
オタクは内向的で一見おとなしいが本性は攻撃的である
コメント欄でそれを何度も確信した
散り椿
日々是好日
億男
ビブリア古書堂の事件手帖
来る
2018年公開作品で黒木華出演作は5本
そのうち2本が主演作
しかも9月から12月
2018年度の秋から冬は黒木華ばかり観ていたような錯覚がある
昔の映画スターなら大したことではないけど
僕はオタクではないので栞子さんに強い思い入れはない
おそらくオタクははぐの描いた栞子さんに恋をしているんだろう
テレビドラマ版では剛力彩芽が演じたが可哀想にネットでオタクに散々叩かれた
ますますオタクが嫌いになった
ビブリア古書堂の事件手帖の店主はロングヘアーの若い女性という設定だがそれはこの作品全体を通じてそれほど大事なことではない
本にまつわるエピソードやストーリーが重要であり店主の人物像なんて極端な話ハゲオヤジでもいいのである
そんな栞子さんを黒木華が好演
決して美人ではないが栞子さんの雰囲気を見事に再現している
演技力の高さは誰もが認めるところだ
それにしても許されぬ恋に東出昌大(笑)
三島有紀子監督といえば『RED』でも夏帆
映画レビューはオタク色が強くなると検索汚染のような状態になる
不倫ものなので酷評はオタクだけではなく鬼女も相当数いるかもしれないが
星5の作品ではないがかといって星1の作品とはどうしても思えない
あとカツ丼に梅干しはたしかにありえないがグリンピースもかなり酷い
期待が高すぎたのでしょうか
原作も売れてるため、名前が通っている作品なだけに期待値を高く設定しすぎたのでしょうか。
なにひとつおもしろくなかったです。
本好きのギャラクターが、本を粗末に扱うシーンもあり
キャラクターが不自然な点もありました。
いまから見る方は、期待しないでみた方が楽しめると思います。
心を通わせていくってこういうことなんだろうなぁ その思いはずっとず...
心を通わせていくってこういうことなんだろうなぁ
その思いはずっとずっと、ずっとずっとそーっと生きているんだろうなぁ
そのくらい人を大切に思えると素敵だな
それが本当の恋だな
【”僕の存在には、貴方が必要だ・・。何うしても、必要だ・・” 古書と人間を巡る物語。】
ー 御存じの通り、レビュータイトルは、夏目漱石の「それから」のクライマックス、高等遊民の長井代助が、友人の妻、三千代に対し、白い百合を活けた水鉢の前で正座して告白する言葉である。-
■感想
・今作は、
”僕の存在には、貴方が必要だ・・。何うしても、必要だ・・”という、セリフの”貴方”を
・大切な思いが詰まった古書
とも読み替えることが出来る。
・本好きには堪らない、古書堂の中の数々の本棚。今では、地方都市では見かける事のなくなった古書店の匂いが伝わってきそうである。美術陣は、ご苦労されたであろう。
・内容は、”ほぼ”原作通りに淡々と進んでいく・・。
<実写化の映画のレビューで
”原作の世界観が生かされていない”
というコメントを時折拝見するが、私の場合、原作を監督がどのように”料理”するかに重きを置いて鑑賞するので、逆に”もう少し、三島有紀子監督の色合いを出して欲しかったなあ”と感じた作品である。>
■補足
・森田芳光監督、松田優作主演の「それから」は、名作である。と勝手に思っている・・。
太宰治、夏目漱石の純文学の世界に浸る
祖母の遺品を整理していると、
夏目漱石「それから」から、
祖母の隠された過去が明らかになる
若かりし祖母の切ない恋物語、
太宰治「晩年」を巡った事件…
最後は、一本に繋がっていく。
コミックよりもサスペンス感があり、
感情も移入できて、断然良かった!
黒木華の演じる本好きの店主と
風情ある古本屋さんに惹かれて、
夏目漱石や太宰治など、
久しぶりに純文学が読みたくなった。
日本映画離れした映像が良い
最近の日本映画には珍しく、撮影・照明の技術は昨今の世界映画のレベルに達していると思いました。日本映画もやればやれるじゃないかと妙に関心してしまいました。構図等もかなり丁寧に決められていて、この監督さんの繊細さが良く分かります。
でも気になるのが、過去と現在のシーンで画面のトーンを極端に変えていることです。過去は銀残し調の色合いにされてます。現在のシーンが日本映画離れした画質になってるのにもったいない。
多分時系が違うことを観客に分からせる為にそうしたのでしょうが、登場人物や風景がまるで違うので、こんなことをしなくても観客には時代が変わったこと位分かる筈です。とても稚拙な演出です。
でももっと残念なのがストーリーです。映画で一番重要な要素が残念な結果になっているのでかなり困ります。
本作はミステリー仕立ての映画ですが、犯人がすぐに分かってしまうこと。その後の作りも行き当たりばったりで、ご都合主義的にしか描けていません。
一番の疑問は殺人未遂や放火までされて、どうして警察に依頼しないのか? こればかりは訳が分かりません。結局犯人は逮捕されることなく終わっています。こんなの常識からしてあり得ないでしょう。
犯人が刑務所に入ってから面会に来た主人公から血縁を知るというのも、物語的には有りだと思います。この辺りについて私は原作を読んでないので、小説ではどういう締めくくりになっているのか分かりませんが・・・。
本作はかなり残念な作品になっていますが、黒木華さんの演技は非常に見所があると思います。本作のヒロインに彼女はとても合った女優さんだと思いました。
古本屋さん。
華ちゃんが好きで鑑賞。
最初はとてもいい雰囲気で始まった。
古書堂も素敵だし野村もよかった。
ストーリーにもどんどん引き込まれていきましたが。。。
最後、何。これ。みたいな終わり方だったので残念でした。
好きです
黒木華がとても好き。
彼女が居るだけで目が離せなくなる。
そして、太宰治も好き。
若い頃、夢中で読んだ。
夏目漱石のそれからをめぐる過去の話と、太宰治の晩年をめぐる現在の話。
その絡ませ方がとても良かった。
ん?と思う所は多々あるけど、気にしない!
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