赤毛のアンのレビュー・感想・評価
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総集編と思えば納得
原作の「Anne Of Gleen Gables」が大好きで、英語原作は何度も読みましたし、アニメもネットなどで楽しんでいました。まずはAnne Shirlyの可愛さに大満足!ダイアナもいかにも綺麗でかわいらしいお嬢様の雰囲気が出ていて、配役が素晴らしいです。島の季節の移り変わりの景色なども良く表現されていて、改めて一度は行ってみたい場所だと思いました。プリンスエドワード島。
観ているうち、なんだか原作のエピソードのダイジェスト版のような感想を持ったのですが、他の人のレビューで納得。もともとはドラマだったのですね。まさしく総集編でした。
とはいえ、島の美しい風景や心温まるグリーンゲイブルズの人たち、暖かいエピソード満載で、鑑賞中は常に表情がほころんでいました。この映画はむしろドラマ版視聴への良い導入剤になるかも。
今では少女からはすっかりかけ離れ、どちらかといえばマリラに近い年齢になってきましたが(苦笑)、やはりどの年齢になっても、不思議な魅力がある作品です。
ただ、さすがに定価の¥1800はちと高いかな。映画の日とかで割引鑑賞できる日なら、是非。自分的にはレディースデーで\1000鑑賞だったので、★4.5つ!
片田舎のきれいな風景が楽しめた
赤毛のアンは名前だけ知っていて小説を読んだことも無いですがなんとなく見てみた.口が達者で短気で可愛らしいアンですが,最初は「問題児だなあ」と思ってみてたのが終盤になるとそれらのイベントがいい思い出に変化していて思わず涙ぐみそうになった.
涙するシーンも
皆さんの評価はあまり良くないようですが、私はこれはこれでけっこう楽しめました。
映画なのでどうしても簡略的に描かれてまって興醒めされる方もいらっしゃるようですが、こればかりは映画なのでどうしようもないのかもと・・・。
カナダの田舎の輝くような元風景も美しく描かれており、クリスマスキャロルを唄うシーンも童心の頃に帰ったように感動的でしたし、アンとマシューやマリラとの感情的なやり取りに所々、ウルッとくるシーンも有りました。
まあまあ良い作品だったとは思います。
補足ですがマシュー役はチャーリー・*シーンのお父さんのマーチン・シーンのような気がしました。
これは映画じゃないよ。ドラマの総集編。
「赤毛のアン」(原題:L.M. Montgomery's Anne of Green Gables)。
ルーシー・モード・モンゴメリーの名作同名小説の劇場版映画ということにはなっているが。
映画冒頭のお決まりである制作会社ロゴがなく、いきなり始まり、本編が16対9アスペクトでびっくり。
それもそのはず、劇場映画というよりもテレビ映画の総集編だ。各話のつながりがかなり雑である(フェイドアウト)。自然光を使った撮影には好感が持てるものの、残念ながらHD画質なので劇場スクリーンサイズには耐えない。
この劇場上映は高視聴率だった、NHK朝の連続テレビ小説"花子とアン"(2014)にあやかったか。だとすると実にビジネスライクな公開だが、これで1,800円は厳しい。元コンテンツは、モンゴメリーの母国・カナダのテレビ局YTVによる全13話の連続ドラマである。
全13話を89分に凝縮しているので、原作の設定やあらすじをよく知っていないと、話の展開が忙しい。主人公アンのおしゃべりが魅力のすべてなので、その猛スピードの会話を楽しみたいが、ストーリー消化の大きな障害になるかもしれない。
先に短所を並べてしまったが、ストーリーを知っていれば話は別だ。
高畑勲と宮崎駿によるアニメ世界名作劇場「赤毛のアン」(1979)を知っている世代には、懐かしいエピソードばかりである。母国カナダの制作だけに原作への忠実度が高く、逆にテレビ版13話をオリジナルで観たくなる。
オーディションで選ばれたエラ・バレンタインの主人公アンは、実にしっくりとして可愛いし、名優マーティン・シーンがおじいさんマシュウ役というのも素晴らしい。強引なエピソード編集であるものの走馬灯のように駆け抜け、最後のオチに思わず泣ける。
本作の製作総指揮が、作者モンゴメリーの孫娘ケイト・マクドナルド・バトラーだというが、原作は20世紀初頭だぞ、いったい何歳だ!?
本作には、2月にテレビ放送されたばかりのシーズン2「Anne of Green Gables: The Good Stars」(2017)があり、そしてこれから放送予定のシーズン3「Anne of Green Gables: Fire & Dew」(2017)があると聞き、それが気になってくる、ああっ。
(2017/5/5/新宿バルト9/16対9ワイド/字幕:内海千広)
残念
本日観て来ました。
原作(村岡花子訳版)を中学時代から
愛する私にとっては、とても残念な作品に
仕上がっていました。
グリーンゲイブルズがグリーンゲイブルズ
ではなかったし、登場人物の性格が
まるで違うし、エピソード変え過ぎだし、
全く面白くありませんでした。
原作にこだわらない人向きかな。
久しぶりにお金払って観て損をした
映画でした。
パンフも観る前に買ってしまい失敗。
グリーンゲイブルズじゃないんですけど
久しぶりの映像化でテンションも上がり、さあ始まるぞ…あれ⁉︎あのコロニアル風の建物、グリーンゲイブルズじゃないよね。「花子とアン」のアバンも、アニメ版も、本物使ってたのに。
アンとカスバート家、ダイアナ以外の登場人物の影が薄い。ギルバートなんか「いたの?」って印象です。女性とお話しするのが苦手なはずのマシュウはえらくスマートな身のこなしで、あらあら。
なんといっても、映画の尺の関係か、アンの子供時代のみで終わりなので、あの原作のいくつかのエピソードが映画になったんだと割り切りましょう。
よかったのは、アンが可愛いこと!実写作品の中では原作のイメージに一番近く、マリラが手放さないのもわかるような。それに、プリンスエドワード島の自然が美しく、ステキなこと。この二つだけでも、見にいく価値はあると思いますよ。いっしょに見た彼女サンも同じ感想でした。
もっと観たかった
最初主人公がぱっとしないのかなと思ったが、動き出してみるとアンそのものだった。映画なので当然筋が端折られているのは仕方ないと思ったが、雰囲気は見事に伝えていたように思われた。それにしても突然終わった感があって、続きをもっと観たかった。続きはないのだろうか。
もっと観たくなるな
赤毛のアンを女の子の見るものと思ったら大間違い。アンの大地的な感覚と物怖じせず人を信用する瞳に心ワクワクしない人はいないだろう。いつもわ我々を引き付ける。今回のキャスティングも素晴らしかったのではないかな。60を越えた叔父さん評。原作読みなおそう!
アンかわいい:映画と考えると…
村岡花子訳の「赤毛のアン」と高畑勲監督作のアニメ「赤毛のアン」を愛する者の感想です。
マシュウがえらくアクティブでびっくりする(リンド夫人に馬車から声をかけるなんて!、その前のうんこダイブ…)。
マリラよりリンド夫人のが若々しい(逆では?)。
ギルバートの存在感うっす!!年上設定では?幼い!
エピソードが軽くなぞられていて深みなし。
アラン夫人とか、名前忘れたけど熱心な女性教員が出てこない。
屋根から落ちるエピソードの代わりが凍った池ぽちゃ?
クイーン学院いかへんの?
とまあ、がっかりポイントは山ほどあります。
でも元はカナダのテレビスペシャルドラマだそうだし、2時間程度の尺では難しいよね仕方ないか、そう思いました。
よかったのは、アンが可愛いこと。
ダイアナも可愛いこと。
マリラがわたしのイメージ通りだったこと。
そのほかには景色です。
美しい赤土と緑と海の青にときめきました。
鳥の声や花の咲きほこる様子も、素敵で、アンが
素敵な名前をつけたがる気持ちがわかります。
アンとダイアナのお茶会の装いも可愛いです。
後、バーリー家とカスバート家の貧富の差とかが、視覚的に見られて、物語世界のイメージが具体的になりました。
なので最終的にはちょっとプラスに転じたって感じです。
男の子の孤児を引き取るつもりが
よく喋る赤毛の女の子が来ちゃって、
とりあえず預かる体で進んで行きます。
引き取ると決めずに学校へ通わせるというよくわからん展開でした。
出て来たエピソードは、
リンド夫人に癇癪を起こす
ダイアナと親友になる(腹心の友ってゆってくれへん)
ピクニックに行きたくて水晶のブローチを池に落としたと嘘を付く
ギルバートに石板バーン
ダイアナをお茶会に招き、イチゴ水とお酒を間違えて飲ませてダイアナ母に嫌われる
マシュウ発作(原作と時期が違う)
ミニーメイの病気をアンが看病してダイアナ母に許される
凍った池にアンが落ちる(原作にない)
クリスマスプレゼントにマシュウがリンド夫人にパフスリーブドレスの作成を依頼する
アンを裕福な家に引き取ってもらう手配ができたけども、リンド夫人に助言されてマリラは自分で育てることにする。
という感じでした。
原作にないとは、村岡訳新潮文庫版にないという意味です。他の人の訳だとどうか知りません。
テレビでただで見るのがちょうどいい出来ですが、
多分やらんので1100円払って見ておきました。
中身はダイジェスト的だが、想い出の中のいるアンを呼び起こしてくれた。
私が愛して已まない愛読書「赤毛のアン」の幾度目かの映画化作品。「映画化」と言っても、どうやら本国では「テレビ映画」として製作されたようで(実際、コマーシャルが入ったと思われる暗転が随所にある)注釈が必要だが、「赤毛のアン」というだけで観ない選択肢は無かったし、日本公開が発表されてからずっと楽しみにしていた作品だった。
ヒロインのエラ・バレンタインはあまりにも可愛らしくって、公開前のポスターなどを見ても、容姿にコンプレックスを持った少女アンを演じるにはちょっと可愛すぎるのでは?と思ったものの、実際にスクリーンに映し出される彼女の姿、というか演技を見ていたら、あぁやっぱりアンだ!という感じがして、まったく違和感はなかった。喜劇を演じている時のリース・ウィザースプーンのように、瞬間ごと感情ごとにコロコロと表情と声色を変える様子は、確かにアンのイメージを彷彿とさせるし、また彼女の演技の度量を見るようでなかなか有意義だった。
内容自体は、あれだけの内容を含んだ長編小説をまとめるには、ダイジェストのように見えても仕方ない、とは言え、あまりにもダイジェスト化されてしまったような感が否めないのが少々残念なところで、随所に「原作を知っている前提」を思わせる部分があって、「原作を読んでない人は、この意味を理解できるだろうか?」と不安になるようなところもあったのは確か。そういう意味では非常に不安定な作品ではあったのだが、次第に、なんだかこの映画自体が、私たちの想い出の中にある「赤毛のアン」なのかもしれないというような気がしてきて・・・。それはつまり、アンを愛する私のような人間がふと日常の中でアンのことを思い出す時、まるでこの映画のように断片的かつ不意にそれは突如として表れ、ふっと過ぎ去っていき、そしてまたこの映画を観ながら、かつて「赤毛のアン」を手に取ってわくわくしながら読んだあの時の自分の想い出を振り返ってしまうような・・・。そんな「わたしの思い出の中のアン」がこの映画にはいるような気がして、映画自体にというよりも、そんな思い出になんだか感慨入ってしまいそうになった。
「赤毛のアン」を短く要約するに、オリジナルストーリーや原作からの省略も多くあり、必ずしも原作に忠実というわけにはいかないが、でもアンを愛する人を裏切るような作品では決してないということは断言できると思う。
ただ、赤毛のアンで最も感動的で、本当の主題となる物語は、この映画の後に描かれているのだよ、ということだけは記しておきたい。
アンの性格を現代風に変えたか?
吹き替え版で鑑賞。
赤毛のアンはアニメ放送で初めて見て好きになり、ミーガン・フォローズの映画『赤毛のアン』もすごく良くて、アンの魅力的なキャラクターが心に残っていた。何でもない普通の風景もアンの空想で膨らませるとおとぎ話の世界のように見えてしまう。そんなアンがとても可愛かった。でもこの性格って辛い孤児院生活の現実から、空想の中だけでも逃げ出そうと無意識に身についたものなんだろうな、そう考えるととても愛おしくなるね。
でも今作のアンは現代っ子風に少しアレンジしてないかな?なんか違和感があった。時代の変化に合わせて少し性格を変えたのかな?以前の作品のアンはもう少し大人に敬意を払っていたような気がするけど、今作のアンはなんか対等に近く振舞っている。時代的な背景やアンの立場を考えるとなんか違和感を覚えた。なんか今ひとつ、アンに感情移入出来なかったんだよね。だいぶ前に観たアンの思い出補正のせいかもしれない。もう一回、ミーガン・フォローズの赤毛のアンを観てみようと思う。
キャスティングが素晴らしい
皆さんご存知の話の内容については特に言うことはないのですが、一部演出と合成映像の使用箇所はもう少しなんとかならんものだったのか。さすがにあのレベルでは感情移入に支障をきたします。ひどい。
良い点は特にキャスティング!素晴らしい!この面々で続編、あるいはテレビシリーズを作ってくれないかと本気で思いました。演出も上記一部を除けば真っ当なもので安心してみられます。
しかし、こういったほのぼのと安心してみられる映画は久しぶり。いいですね、原作を見返したくなりました。
赤毛のアン!
十代の頃に文庫で読んでた赤毛のアンの世界がブワッと蘇りました。
優しいマシューとマリラ、それにアン役の子がめっちゃアンでした。かわいかった!
アンが名付けた場所も移りゆくカナダの風景も美しい。
気になったのはダイアナの家が田舎にしては金持ちすぎてびっくりしたのと、途中メイドさん居たんかいって突っ込みたくなったぐらい。
ドラマでもいいから小説のエピソードに沿って、この子が周りの人たちと関わりながら美しく育っていくのを見たいと思いました。
昔アンが好きだった女の子たちみんなに観てほしいです。
懐かしくて暖かい気持ちになりました。
まあまあかな…
まぁ悪いわけではないのですが、原作を知っている人から見ると、物足りないですね(^^;
尺が89分と短いので、だいぶ短縮されてダイジェスト版みたいになってました。
なので、赤毛のアンを知らないような、小さい子供向けに見えましたね。
原作の半分程度の内用し貸していなくて、原作とはまた別の作品という気もしました。マシューが死ぬ場面もなかったので、せめてそこは、してほしかったですね(^^;
しかも、話がよく分からないうちにずるずると次の話にいっちゃってついていきませんでした…。
けど、映画オリジナルの展開もあったのでそこは良かったです。
全41件中、21~40件目を表示