ドラゴン・オブ・ナチスのレビュー・感想・評価
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まんま生物兵器
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舞台は第二次大戦の北アフリカ戦線、ナチスの考古学者が伝説のファイヤー・ドラゴンの卵を発見、孵化させヒットラーの秘密兵器として飼い馴らすという突飛なアイデア、見どころはP‐51ムスタングとの空中戦。ドラゴンと言っても生身ですから弓矢の時代ならいざ知らずミサイル搭載のジェット機相手では端から勝負になりませんからプロペラ機あたりが限界でしょう。
マーク・アトキンス監督は如何わしいクリーチャーもの、お菓子で言えばケーキではなく駄菓子の部類の専門家ですから過度な期待は禁物です。
それにしても、まんま生物兵器とは、おまけに翼にナチスの紋章入り、いったいどうやってつけたのでしょうね。
(ネタバレ)
荒唐無稽なクリーチャものですが誤爆で民間人を殺してしまったトラウマに悩むパイロット、慰める従軍看護婦とのロマンスとかサイドストーリーは湿っぽい。
ドラゴンを操るのは魔女のテレパシー、まるでモスラのザ・ピーナッツのパクリでしょうか、この辺はV2ロケットを作ったナチスですからもう少しSFっぽくして欲しかった。
それにしても、折角のラスボス登場なのに物足りないし、ロンメル将軍の件やロマンス成就などご都合主義が気になりましたが予算やアトキンス監督の作風なのでしょう。
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