「鼻歌まじり」ウェンディ&ルーシー 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
鼻歌まじり
ウェンディを見ていたら「ノマドランド」が霞んでしまいそう、あんなコミュニティが側にあったら近しい者と協力して独りで乗り越える厳しさも少しは、、、。
予定外の出費やトラブルの連チャン、少ないお金を差し出す、まだウェンディの方が持っているかも、助手席の彼女に気付かれないように、車の後ろはベッコベコに潰れている、警備の爺さんが粋で格好良い、ウェンディの希望となる存在感、でも何にもならない無力さが残酷にも感じられ。
これは愛犬家が見たら無責任と怒るだろうか、無計画の旅は愚かだと呆れるのみか、誰が悪い、国?政治家?富裕層?
皆、少しの優しさがあれば、誰かは救われる、筈。
ノマドでもボーボーでもない、不確かな目的地点にブレながらスタートを切ったばかり。
コメントする