劇場公開日 2018年1月5日

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「主人公から脇役まで味がありまくりです」嘘八百 まつこさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0主人公から脇役まで味がありまくりです

2018年2月13日
iPhoneアプリから投稿

家族で観れる愉快な映画。観て損は無いです。百円の恋の、武正晴監督×足立紳脚本なのでかなり期待はしていました。古物商(中井貴一)と陶芸家(佐々木蔵之介)が、過去に騙された大御所鑑定士への仕返しの為に、幻の歴史的価値のある茶器(という設定の茶器)を作り一攫千金を狙うお話。普段佐々木蔵之介が通う居酒屋に集まるメンバーも一見ただの飲んべえに見えてそれぞれ何らかの技術を持った実は凄いおじさん達(と分かるシーンが好き)で、皆んなのチームワークで幻の茶器を作り出して騙しにいく。
中井貴一と佐々木蔵之介のコンビネーションや、脇役や大御所役のおじさん俳優達がとても良いキャスティングで絶妙。そして中井と佐々木の子ども役をした森川葵や前野朋哉もとても良い味を出していて楽しめた。心に残る一作とまではいかないけれどもほっこりして安心する映画です。

まつこ