「お上品モンスターパニック」ライフ(2017) ゴース、あるいはゴスムさんの映画レビュー(感想・評価)
お上品モンスターパニック
「ライフ」ってタイトルからコズミックホラー的なモンスター映画なんて想像できなかったよ!
エイリアンシリーズに代表されるような異星生命体との戦いを描いた作品。
お金かかってるだけあり、映像・音響・カメラワーク・演技は良くできている。
ストーリーも多少ご都合主義はあるものの、割と王道展開で楽しめた。
だが少々お上品すぎる。
こういう系の映画で重要なのはクリーチャーの造形と、言い方が悪いが「死に方」だ。
エイリアンしかり、造形や死に方はかなり評価の対象となる。
凄惨なやられ方や印象深い姿こそ脳に焼き付けられ、後世語られる要因となる。
今回のクリーチャーは不定形。これではまず記憶に残らない。
思い出そうにも姿はかなり曖昧だろう。
死に方に関しても印象深いようなやられ方はなく、何というか…「普遍的な」という言葉が一番しっくりきた。
つまり、まとめると
「面白いし金もかかってるのに、少々薄味な映画」
だと感じた。あくまで個人的にだが…
ただ、良作であることは間違いない。
モンスターパニックがお好きならぜひご覧あれ
コメントする