「惨い」ライフ(2017) ガブさんの映画レビュー(感想・評価)
惨い
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未知の生命体と聞くとワクワクしてしまいます。
真田さんが出演しているという事もあって興味があり観てきました。
地球から離れた火星付近の物語かと思っていたのですが舞台は地球の軌道上のステーションだったんですね。
全体としては「エイリアン」と「ゼロ・グラビティ」を足して割った印象でした。
冒頭は予告からの印象とは違い、すごく和やかな雰囲気で始まり、このまま「アビス」の様な展開でも面白いのになと思いました。
【砕く】というキーワードがありましたが、思ったほど砕く感はなかったですね。
砕くという印象はなかったもののクリオネの様な可愛らしい姿とは裏腹に力が物凄く強い。
ラボでのアクシデントがなければ、もう少し友好的な関係を築けたのかな?
結果的に活性を試みた事が大惨事になってしまったわけですがクルー達の死に様がただただ惨い。
残りの仲間を守るために皆、自分を犠牲にしていく姿が余計にそう思わせたのかもしれません。
真田さん演じるショウは、日本人なので序盤であっさりかと思ってましたが結構、キーマンでしたね。
赤ん坊が産まれ、地球に帰りその手に抱きしめたかっただろうに、、、彼もまた最期は自分を犠牲にし死に様は侍の様でした。
ラストは、もう少しサクッと進んでくれたら騙されてたと思いますが、やけに着水したポットのシーンを引っ張るものだから直前で、「あ、こっちのパターンか…」とトリックに気付いてしまいました。
でも、このラストは私は好きですね。
この後、地球はどうなっていくのだろうか。。。
地球が丸ごと包まれて飲み込まれる姿を想像してしまった。
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