「映画好きの皆さんには、目新しさはない作品。」ライフ(2017) さぽしゃさんの映画レビュー(感想・評価)
映画好きの皆さんには、目新しさはない作品。
『ライフ(2017)』
原題 Life
7月8日公開予定。
宇宙生物を研究してたら、まんまと凶暴化!宇宙船内で逃げ惑う!
後手、後手、後手、後手、に回る船員達に、苛々&どきどき。
1960年代後半から1970年代の、あの頃のSF映画の緊迫感が懐かしいです。
が、映画好きの皆さんには、あまり目新しい点がないかも。
※公開前なのでざっくりと。
主役が、だんだん顔が伸びつつあるジェイク・ギレンホールさん。
注目すべきは、脇のライアンレイノルズ&脚本のレット・リース&ポール・ワーニックの、『デッドプール』コンビ。
レット・リース&ポール・ワーニックは、『ゾンビランド』など映画好きの為の脚本を書く方達。
映画小ネタ満載で、映画好きに高速ウインク(目配せ)をしてくれる。それをキャッチできた時の観客の喜びを、よーく分かってらっしゃる。サービス。あざーす!
でも今回は、うーん、普通(笑)!
もちろん、ちょいちょいありますよ。特にラストなんか、1969年スタートの猿いっぱいシリーズ映画のオマージュだし。
なので、まことしやかに囁かれてた噂を、敢えて信じてみたくなりました。
噂と言うのは、2018年スパイダーマン・スピンオフ『ヴェノム』の前日談が本作ではないか?というもの。
実は、本作のプロモーションで流れてた映像の中に、スパイダーマン3での"ヴェノム登場シーン"が何故か含まれていたこと。
※本編・公式予告にはありません。
本作の脚本家であるレット・リース&ポール・ワーニックが、『ヴェノム』も担当していること。
ヴェノムって宇宙生物(寄生体?)ってことで、本作の宇宙生物の進化系なんじゃないか!?ってこと。
などなど。
本作の制作サイドが前日談を否定しているので、まぁプロモーションの一環なんでしょうが………。
だとするなら、うーむ。
レット・リース&ポール・ワーニック脚本だ!
という部分を気にしなければ、安定感のあるSF映画として、楽しめると思います。