おじいちゃんはデブゴンのレビュー・感想・評価
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邦題がぴったりです!
劇場滑り込みセーフ
観なきゃ観なきゃで観れてない作品が最近増えててこれではイカンと何とか時間を作り、お馴染み武蔵野館で鑑賞。
やはり、劇場で観て良かった。
わざわざ日本まで宣伝にサモ本人が来てくれたぐらいだしね。往年の香港映画ファンなら義務ってもんだ。
ここんとこドニー・イェンの映画なんかに馴れた目には、カンフーシーンに物足りなさを感じるが、こういう小さい映画もたまにはいいと思えた。
若い頃から比べるとさすがに太り過ぎではと心配になるが、まだまだ元気でいてほしい。最高の映画人なのだから。
インタビューで最近良いと思える若手俳優は?と聞かれて「ジャッキー・チェン、ユン·ピョウ!」と答えてた(笑)御大だが、最後の方で唐突にエディ·ポンに見せ場を与えてたのは流石の余裕かな。
香港映画
哀しい中にも痛快さが光る。アクション界の重鎮復活!!
【賛否両論チェック】
賛:哀愁漂う主人公が、大切な存在を守るため、往年の武術で巨悪に立ち向かっていく様が、非常に痛快でカッコイイ。
否:アクションシーンではかなりグロいシーンが多いので、苦手な人には向かないかも。展開もかなりのご都合主義。
家族との絆を失った上、記憶の老いも進んでしまい、傷心に浸る主人公・ディン。その唯一の心の支えとなっていた隣家の少女・チュンファに危機が訪れた時、怒りに燃えたその魂は、誰にも止められなくなっていきます。
アクションは一見の価値有りです。見た目は冴えない普通の老人なのに、なめてかかってくる悪党達を、その技で次々になぎ倒していく様は、非常に痛快でカッコイイです。
切ない中にも一筋の希望が残るような、そんな古きよきアクション映画です。
香港映画同窓会
80年代後半(ジャッキーの「サイクロンZ」以降)から香港映画にハマり、今日まで様々な作品を見てきました。
何故か、デブゴンだけは「ピックポケット」くらいしか見てないデブゴンビギナーです。
劇場でのデブゴン初体験、現代的な演出の中に昔ながらの雑な香港映画テイストの残る印象を受けました。
一言で言うと、サモハン版「イコライザー」や「96時間」、じいちゃんなめてたらめちゃめちゃ強かったという映画です。
良かったところは、アクションスターが老いた姿をありのままに受け入れ、描いたところとそれでも凄いサモハンアクション、隣人たち、特に女の子と大家のおばちゃんとのドラマ、往年の香港映画の同窓会を思わすゲスト陣(ユン・ピョウ、ユン・ワー、ディーン・セキ、カール・マック)かなぁと思います。
もうちょいと思ったのは、前半、痴呆老人の姿が描かれますが、若い頃の凄いサモハンを見せてくれるとクライマックスのめちゃめちゃ強いじいちゃんに期待値が嫌でも上がった気がします。
見ていて気になるところはいっぱいありますが、活気溢れていた頃の香港映画をちょっとだけ感じられる映画に過去作が見たくなりました。
アンディ・ラウはレスりー・チャンではない。
大家の女性が、朝鮮族であることを名乗った時点でようやく劇中の言語が広東語だったことに気づいた。
それまでもなんとなく、中ロ国境の街にしては「北国」の雰囲気がないことが気にかかっていた。
やはり、言葉というものは話される土地の風土を反映する。国内だって、漁師町や都市近郊の住宅地では全く異なるのだから、広い国の地方によって言葉の雰囲気が違ってくるのは当然だし、映画の中では重要な要素である。
アクション映画なのだから、舞台を香港にすることは何の問題もないと思うのだが。
もうひとつの違和感は、アンディ・ラウが、全くダメ男を演じていないことだ。いや、正確に言うと、彼が登場する最初のカットは、アンディとは判らないほどのゲスぶりだ。しかし、その後はいつもの「いい人」なアンディ・ラウしか出てこない。
これはまるで、近年の吉永小百合がどの作品でも同じ人間を演じている(演じさせられている?)のと同じである。
「インファナル・アフェア」で悪に成りきれない悪を演じた彼は、今度はクズに成りきれないクズを演じている。
敬愛するアンディ兄貴のクズでワルなダメ男ぶりは、残念ながら今後も見られそうにない。きっと根が真面目な彼にそれを求めることは無理なのだ。
彼は、レスりー・チャンではないのだから。
サモハンキンポー、すごい。
香港映画のレジェンド達のさりげないカメオ出演も嬉しい、慎ましくも美しい良作・・・ですがこの邦題は流石に酷すぎます
郊外の街でひっそり暮らしていた退役軍人ディンはチンピラの父を持つ隣家の少女チェリーと仲良くなる。少女の父が地元の犯罪組織から請け負った仕事を巡ってトラブルになり、少女の身に危険が迫った時ディンは封印していたスキルを解き放つ、というサモ・ハン監督主演作品。
サモ・ハン演じるディンは過去に取り返しのつかない失敗をして家族と疎遠になった独居老人。その過去ゆえに少女を孫のように可愛がるが、アルツハイマーの症状が少しずつ進行して記憶があやふやになってきているという役どころですが、クンフーアクションをやや抑えめにして少女との交流が繊細に描かれていてじんわり胸に響く良作です。サモ・ハン監督なので香港映画の重鎮達がさりげなくカメオ出演しているところも見所です。しかしこの酷い邦題はなんとかならなかったのでしょうか、デブゴンなんて単語はアラフィフしか解らないです。
帰ってきたデブゴン
功夫熊猫
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