「香港映画のレジェンド達のさりげないカメオ出演も嬉しい、慎ましくも美しい良作・・・ですがこの邦題は流石に酷すぎます」おじいちゃんはデブゴン よねさんの映画レビュー(感想・評価)
香港映画のレジェンド達のさりげないカメオ出演も嬉しい、慎ましくも美しい良作・・・ですがこの邦題は流石に酷すぎます
郊外の街でひっそり暮らしていた退役軍人ディンはチンピラの父を持つ隣家の少女チェリーと仲良くなる。少女の父が地元の犯罪組織から請け負った仕事を巡ってトラブルになり、少女の身に危険が迫った時ディンは封印していたスキルを解き放つ、というサモ・ハン監督主演作品。
サモ・ハン演じるディンは過去に取り返しのつかない失敗をして家族と疎遠になった独居老人。その過去ゆえに少女を孫のように可愛がるが、アルツハイマーの症状が少しずつ進行して記憶があやふやになってきているという役どころですが、クンフーアクションをやや抑えめにして少女との交流が繊細に描かれていてじんわり胸に響く良作です。サモ・ハン監督なので香港映画の重鎮達がさりげなくカメオ出演しているところも見所です。しかしこの酷い邦題はなんとかならなかったのでしょうか、デブゴンなんて単語はアラフィフしか解らないです。
コメントする