バッド・バディ!私とカレの暗殺デートのレビュー・感想・評価
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ラブコメアクションは後付けの設定なのか
サム・ロックウェルなんて、かなりの洋画を見る私がなぜかほとんどヒットしなかった俳優さんです。キャリアを見ると大ベテランですね。彼がエキセントリックで優雅な殺し屋をケレン味たっぷりに演じており、引き付けられます。
アナ・ケンドリックは、つかみどころのないヒロインをそれなりに実体化していきますが、彼女こそ謎の存在です。ラブコメのあるあるに出てきそうな男運のなさで、どこにでもいる女性キャラクターを演じていながら、売り場のコンドームが飛散したのを全部受け止めた謎の男と恋に落ち、自分の中の眠っている殺し屋のスキルが目覚めるという、まずあり得ないストーリーで、出会いの突拍子のなさから始まって、能力の覚醒、相互理解に至るまでいろんな常識のたがをはずしまくっていきます。
こういう映画に大事なのは、スタントコーディネーターのプランと、それを実現させる現場の能力だろうと思いますが、そこはハリウッドの魔法のようにすごい見せ場を作っていきます。子供が真似したら危ないので、見せるのはちょっと考えますね。
よく分からないのが、悪役連中の足並みの揃わなさ。
ティム・ロスは最後まで味方なのか、敵なのかはっきりしないし、フランシスの行動原理「殺さない」基準もあいまいな線引きで分かりにくい。
おいしい役どころのRZAも、一度は主人公に発砲し、大ダメージを与えておきながら、決定的場面では味方に付くという不思議な行動。
すべては脚本段階の支離滅裂さを回収できないまま、現場の優秀さで形になっちゃったという奇跡の映画なのかなと思います。
例えるなら、ノープランで組み立てたレゴブロックが、奇跡的に形になっていたような、そんな出来上がりでしょうか。
エンジンかかるのが遅い。
『バッド・バディ! 私とカレの暗殺デート』 鑑賞。
*主演*
アナ・ケンドリック
サム・ロックウェル
*感想*
失恋女子と殺し屋の話。アナとロックウェルは知ってるし、ティム・ロスが出て豪華なんだけど、まぁまぁ楽しめました。(^^)
基本アクション映画なんだけど、ラブコメ要素が強かった。マーサ(アナ)が暗殺者の能力を覚醒するのが、ちょっと遅い。前半~中盤はフランシス(ロックウェル)がマーサの暗殺能力を見抜いてるんですが、エンジンがかかるのがちょっと遅い。
遅いんだけど、フランシスの経歴が面白い。殺し屋なんだけど、ターゲットじゃなくて、依頼人を殺すっていう所も面白いし、ピエロの鼻をとりつけて愉快に抹殺する部分が非常にユニーク。アクションシーンもカッコいいし、キレがあって好きだな~w
フランシスが敵対する組織の構成図がやや分かりにくい所もあったけど、アクションは文句なし。マーサがもっと早く覚醒してくれたら良かった。
マーサの猫耳が可愛かったですw
ポップだがディープ
ピッチパーフェクトのアナ・ケンドリックが、今年のアカデミー助演男優賞のサム・ロックウェルと共演ということで十分楽しめる内容。
スリービルボードで見事な演技を見せたサム・ロックウェルがここではサイコな殺し屋で華麗な殺陣を見せています。
そこに今をときめくアナ・ケンドリックが絡んでくるので面白くない訳が無いといった感じ。
原題はMr.Rightなので、サム・ロックウェルが主役なのでしょう。でもキュートなアナ・ケンドリックの魅力を推して邦題を変えているのだと思います。
そういう意味でもティーン向けな映画かな❓と思いますが、全編を流れる音楽がポップな感じの曲が多く、マッドでサイコな話を軽くしている印象でした。
俺はアナケンのファンだからいいんだよ
2017-29
ほんとは★0にしたいのですが、出来ないので0.5です。
なんにも考えずに見れる映画を見たかったので、もうすぐ公開終了のこちらを滑り込みで見ました。
アナケンはなんか似てる人おるなぁーと思ってたら、サンドラ・ブロック系のキツネ🦊顔で、小悪魔な役は似合いますね。
ただ、途中で気づいたんですが、わたくしどうもこの人が苦手なようで…
声と笑い方がどうにも好きになれませんでした。
『コンサルタント』くらいの尺と控えめな性格のキャラなら大丈夫なようです。
ストーリーのほうはというと、ハチャメチャならハチャメチャでやってほしいって感じ。
なんか中途半端なんですよね。
途中から、あ、無茶な設定とノリで行くのねとわかったのですが、なんだか振りきれてない感じ。
ギャグ路線でもないし。
世界一の殺し屋にも見えないし。
とぼけてるけどスマートな愛すべき殺し屋ってありがちですが、そうでもないし。
キャラクターに魅力を抱けないまま、何回か時計を気にしてフィニッシュ。
95分という短い上映時間がえらい長く感じた。
午後ロードでよかったな。
華がなぁ〜い
とにかく華のない魅力ゼロな二人のカップルに「ハードコア」に続いて無意味なT・ロスにガッカリする。
「俺たちに明日はない」や「地獄の逃避行」とか「ワイルド・アット・ハート」に「トゥルー・ロマンス」とか「ナチュラル・ボーン・キラーズ」などカップル物の傑作があるからコレはいらねー!?
どうしても「エージェント・ウルトラ」と比較してしまうがJ・アイゼンバーグとK・スチュワートは華のあるキャストでセンスも良かった。
依頼人を殺すって報酬はチャント貰っているのか?何の為の殺し屋稼業!?
A・ケンドリックも子供の頃から異端児みたいなイメージ植え付けさせて大人になったら自己中の如くギャーギャーうるさいだけで仕事は?
覚醒って別に発揮された何かも無いし活躍しないし追うヤツらも意味が解らないし小物感抜群だし脚本が良くても監督とキャストが駄目ですネ。
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