劇場公開日 2018年7月13日

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「ジュラシックハウス -恐怖の館」ジュラシック・ワールド 炎の王国 雨丘もびりさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ジュラシックハウス -恐怖の館

2024年1月31日
PCから投稿

『ジュラシックハウス -恐怖の館-』

「はーいカメラさん寄って、良い子のみんな!これからコイツ噛みまーすニヤリ(声:千葉繁)」
アイツの遺伝子に絶対エルム街のフレディ入ってる!ホラーを知り尽くした見事な演技、デルトロの仕業かw
あと「1部のディオ様か!」と思った方、いいね下さいm(_ _)m

アニマトロニクス多用。CGに滅ぼされかけた技術も"道を見つけて"生き延びた。
バヨナ監督ナイス!恐竜のシーンはもろジュマンジだったけど。

・・・ちょっとまじめに考えたこと。
手放しに絶賛はできないけど面白かった。

もともとSF作品だったジュラシックパークを "恐竜モノ" のアイコンとして捉え、そのコンテンツの衰退と生存戦略を描くジュラシックワールドシリーズ。
本作で提示される解答が、まさかの着地で驚いた。
"コレクターズアイテム化" と "著作権放棄"とはね。
大手映画スタジオが保護し、観衆に供給してきた時代の終焉。fallen kingdom.
野に放たれた恐竜コンテンツ、そのまま胡散霧消するか、生き延びる道を見つけるか。
案外、在野のアマチュア研究者たちに委ねているのかも。

遺伝子組み換え食品が平然とマーケットに陳列され、
福島の放射能汚染土が農地造成に利用されようとしている。
これから何が起きるのか誰にも分らない。
堤防は決壊し、濁流が流れ出した。
最後の台詞は(ざぁとらしッ)と失笑したけど、SF作品ぽい警鐘を響かせて自作へつなぐのはワザあり!

なっちゃん、邦訳うまくなったなwww

雨丘もびり