「恐竜というか、ホラーアクション」ジュラシック・ワールド 炎の王国 awahiraさんの映画レビュー(感想・評価)
恐竜というか、ホラーアクション
恐竜がいる島の火山が噴火するから、彼等を助けに行くよ。
怖い。ビビる。ホラーダメな僕としては引くほど怖かった。しかし傑作。
評価が低い方の気持ちもわからなくはない。この映画、広大な島でのサバイバルはほとんど出てこない。前4作はそんな原始の世界での冒険であったため、それを期待する人には肩透かしかもしれない。勿論、前3部作へのリスペクトが詰まった前作は素晴らしかった。しかし本作もターニングポイントを狙った作品として、変わり種として、非常に面白く仕上がっているのではないか。何よりもあのような終わり方で、次作がどのように展開されるのか、本当に楽しみだ。
前述したように本作後半の舞台、滅茶苦茶ミスマッチな場所での恐竜のバトルがメイン。絵としてはものすごくバカバカしいのだが、それ以上にハラハラし、楽しかった。
テーマとしては生物倫理、技術倫理を一貫しており、物語に深みを持たせている。もう少しテーマにフォーカスをあててもいいと思うんだけど、娯楽としてはこれくらいがバランスいいのかな。