「エンタメのなかの政治的メッセージ」ジュラシック・ワールド 炎の王国 映画野郎さんの映画レビュー(感想・評価)
エンタメのなかの政治的メッセージ
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前作の『ジュラシック・ワールド』が大作だっただけに、少しスペクタルが劣った印象だが、それでも十分楽しめた。今回は人と恐竜の対話というよりは人間ドラマに焦点が当てられたせいだと思うが、いつもの「自然や生命に対する畏敬の念と、人間の欲望による奪い合い」のテーマはしっかりと貫いていた。
命の保護ではなく、金儲けのために恐竜を利用し、しかしそれにより逆に自分たちの命を脅かす姿は、まさに戦争ビジネスや原発へのアンチテーゼを感じられた。
エンターテイメントとしての映画のメッセンジャーとしての役割を改めて考えさせる作品。
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