「タイトルの意味はそういこうとだったのか!最高」ジュラシック・ワールド 炎の王国 ryuさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルの意味はそういこうとだったのか!最高
ただのアクション要素だけではなく、我々の現実世界(2018年、混とんとした世の中)をうまく映そうとし、鑑賞者が深く考察できるような傑作だと思います。
工業や人工知能などの目まぐるしい発展により、それで生じる悪影響(環境問題など)があるということはいろいろな映画やTV番組で表現されています。
もちろん、この映画にもそれはうつされているのですがただそれだけではないのが本作のすごいところ。
つまり発展してえられる価値自体が、善い価値ではなく悪い価値にもなりうると問題提起しているところ。
→私が具体的に例をあげると「サプリメント」。
サプリメントは科学により栄養素を凝縮したもので、健康的なプラスの面が多いようだが、実はあまり人によっては効果がなかったり、むしろ添加物などで負のリスクを蓄積していたりもする。
実体験としては消化不良で体調不良になった経験もある。
本作では科学の力で恐竜をDNA操作によって良かれと思って創造したものが猛威を振るうストーリー。
人も死ぬ。
ただしその付加価値を悪い価値ととるかは孫娘の「クローンにも心がある」という言葉通り、未知数。
上の例でいうとサプリが効く人もいる。
ラストの「われわれは恐竜たちと共存していかなければならない。ジュラシックワールドへようこそ」には鳥肌がたった。
実生活に入り込んでくる恐竜たちに殺されないように、かといって殺さないように生きていこうと思います。
またよりよい価値を作り出さない人も本作では食べられて死んでしまうので、慎重にやる仕事を見定めていきます。
最後にトリケラトプス?が空を自由に飛んでいるところを見ると、あらゆるリスクや猛威が高まっているのではないかと考えさせられるところだった。