「夢で逢いましょう」僕のワンダフル・ライフ odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
夢で逢いましょう
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アメリカ人にも転生の概念があったとは知らなかった。宗教的というよりも故人に似ていたりすると生まれ変わりかもとよく言う、隔世遺伝だから孫は祖父母に似るのかもしれないが・・。犬種が同じだと一層そう思うだろう。映画ではあえて犬種を変えているように思うが何か根拠があるのだろうか。警察犬で主人を助けて殉死なら次は大統領のペットに転生かと思いきや因果の観念は無いようだ。大体、動物に喋らせたり語らせたりする擬人化は読者の想像力を前提とするから成り立つのであって映画にそのまま持ち込むべきではないと思う、その辺の変換、脚色ができない脚本家(大概、原作者が絡む)、監督は多い、本作は犬の声に凝る(オラフの声)ことで子供受けに逃げたのだろう。動物の心が読めるハイジさん登場ではTVショーだし犬神様の狂言回しを立てるのもオカルトすぎて夢を壊す、批判は簡単だが代案が浮かばない、この辺のジレンマを超えた作品に出会ってみたい。ただ、飼い主が教えた飛び技をすることで伝えようとするシーンは秀逸だった。子供のころから何匹もお別れしたので思い出す、虹の橋にはまだ行けないので夢で逢うことにしましょう。
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