「ヒロインはアマネット」ザ・マミー 呪われた砂漠の王女 みうらさんの映画レビュー(感想・評価)
ヒロインはアマネット
今年の夏休み映画の中で、ワンダーウーマンに次いで期待を寄せていた本作。
友人と鑑賞しましたが、友人含めがっかりな作品でした。
トム・クルーズの軽妙さが悪い意味で裏目に出た気がしました。ジェニーを助ける、助けないの葛藤が終始かったるく思えてしまいました。ジェニーに対して恋愛感情を抱くようなプロセスが描かれていないため、無理矢理なストーリー展開に感じてしまい、話に乗れない。
ストーリーがダメでも、トム・クルーズのアクションが観れるならとも思いましたが、心に残るアクションもなく、ハムナプトラにあるような軽快なやりとりもなく、アンデッドも中盤少し出て来たぐらいで、、、。
せっかく歴代のモンスターを映画化するなら、多少脚色してでもそのモンスターの魅力を最大限引き出すべきでは?今回のモンスター、ミイラもソフィア・ブテラの綺麗さしか際立たず、能力や恐ろしさがいまいちピンとこない。
ホラー的演出は随所に見られたが、アクションとの配分からどっちつかずの印象。
個人的にはロンドンを襲う砂嵐?をもっと派手に映して欲しかったので、残念でなりません。
メイキングでは、冒頭の石棺を見つけるまでのロケを大量に流していますが、力を入れるのはそこではない!もっと街を破壊し、アンデッドと闘って欲しかった。
ダークユニバースの出発として疑問は残りますが、とにかくアマネット役のソフィア・ブテラが綺麗なので全て良しとします。